タイトルルビィのぼうけん インターネットたんけん隊
著者リンダ・リウカス
鳥井雪
出版社翔泳社
価格1,944円

今回選んだ本「ルビィのぼうけん インターネットたんけん隊」

画像1: amzn.to
amzn.to

インターネットの普及に伴い、私たちの生活はすっかり様変わりしました。

かつて通勤電車の中で広げていた新聞は電子化され、初めての場所へ行くときに必需品だった地図も、スマートフォンを開けば、簡単に今いる場所から目的地までの行き方を教えてくれます。わからない言葉に遭遇しても、その場で検索して即時解決。メールやチャットの登場で、あまり電話を使わなくなったという人も多いでしょう。

私たち親世代は、少しずつ便利になっていく中で、楽しいことも怖いことも含めて「インターネットとはなにか」ということを、感覚的に感じ取ってきました。しかし、私たちの子どもにとってインターネットは、物心ついたときからすでに身近にあったもの。あるのが当たり前すぎて、ひょっとしたら「自分は今インターネットを使っている」という感覚すらないまま、日常的にインターネットに触れている子どももいるかもしれません。

今回選んだ「ルビィのぼうけん インターネットたんけん隊」は、そんな子どもたちに「インターネットとはなにか」を教えてくれる本。プログラミングをするしないに関係なく、インターネットが当たり前の時代に育つ子どもたちみんなに、ぜひとも手にとってほしいと感じた一冊です。

話題の『ルビィのぼうけん』シリーズの最新刊!

画像2: amzn.to
amzn.to

この絵本は、親子でテクノロジーを楽しむ知育絵本『ルビィのぼうけん』シリーズの第三弾。フィンランドのプログラマー、リンダ・リウカスが原作を描き、Rubyを使うプログラマー鳥井雪が日本語翻訳を手がけ、2018年12月21日に発売されたシリーズ最新刊です。

第一弾「こんにちは!プログラミング」、第二弾「コンピューターの国のルビィ」に続き、第三弾のテーマは「インターネット」!新しいことを覚えることが大好きな女の子「ルビィ」を主人公に、第一弾で登場した「ジャンゴ」、そしてジャンゴの妹「ジュリア」がルビィの親友として初登場します。懐かしいキャラクターにまた会えたり、キャラクターの兄弟が新キャラクターとして登場したり。テクノロジーの本でありながら、世界の広がりを楽しめるのも、絵本シリーズならではのよさかもしれませんね。

かわいい中にも、伝えるべきことはしっかりと!

画像3: amzn.to
amzn.to

さて、今回の舞台はさむーい冬。外に雪が積もったことに大喜びした3人は、雪でインターネットをつくることにします。でも、いったい「インターネット」ってどんなものなんでしょう?ルビィたちはあれこれ考えながら、まずは雪でお城のようなインターネットの世界をつくり、そこに「ケーブル」を足してみたり、「住所表示」を置いてみたり。「友達」を連れてくるシーンでは少し怖い思いもしながら「雪のインターネット」を完成させていきます。

今作を読んで感じたのは、眺めているだけでワクワクしてくるような夢いっぱいな絵はそのままに、物語から得られる情報がより具体的だということです。「インターネットとはどんなものか」という点が、ルビィたちのセリフとして書かれているため、小学生以上のお子さんなら、この物語を読むだけでもイメージを掴むことができるでしょう。未就学児のお子さんも、先日のインタビューでリンダさんがおっしゃっていたように、とりあえず繰り返し読み聞かせることで、記憶の中に刷り込まれ、ある日「ああ、このことか!」と気づくときが実際にくるような気さえしました。

大人も一緒に確認したいアクティビティ

画像4: amzn.to
amzn.to

さらに、物語のあとには、過去2作と同様、アクティビティ(練習問題)がついています。インターネットとはなにかを考えたり、Wi-Fiやサーバー、URLの構成について学んだり。きっと大人でも「そういうことだったのか!」と、新たな発見があるはずです。

また、個人的に好感をもったのは、インターネットを使う上での注意点もしっかりと網羅されているところです。インターネットへの写真の上げ方や、情報の判断の仕方などは、ぜひ親子で一緒に取り組んでほしいと感じました。

ひとつ欲を言うならば、アクティビティの回答例がほしいでしょうか。子どもの質問はするどく、突っ込まれると答えに窮するシーンがちょこちょこありましたので……(苦笑)。

まるで国語や算数のように、もはや誰にでも必要な知識

画像5: amzn.to
amzn.to

今や、朝起きてから夜寝るまで、インターネットに触れない日はないでしょう。そんな時代においてインターネットについて知ることは、プログラミングをするしない関係なく、もはや誰にでも必要なことだと感じています。まるで国語や算数のように、インターネットについて学ぶ……。そのように考えると、小学校の入学祝いにこの本を贈るのもいいかもしれません。

この本には、現代の子どもたちに必要な、インターネットの基本的な知識が詰まっています。子どもたちが自分の足でインターネットの大海原に飛び出す前に、ぜひ親子で一緒に読んでほしい一冊だと感じました。

過去の記事

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.