micro:bitのボタンを使ってゲームをつくろう【micro:bitでオモチャをつくろう】
youtu.be前回までのおさらい
ところで、みなさんはこの図を覚えていますか?

上の図は、一番はじめの記事「micro:bitでハートのマークを出してみよう!【micro:bitでオモチャをつくろう】」で紹介したプログラムのながれを図式化したイメージです。ベルトコンベアの左から、「入力(にゅうりょく)」という物が入ると、「処理(しょり)」の中で変化し、まったく新しい「出力(しゅつりょく)」というものになって出てきます。
第1回から3回までの記事は、「入力(にゅうりょく)」という処理がありませんでした。電源を入れるとmicro:bitが動き、LEDに表示されるというものばかりでしたね。電源を入れたらプログラムがずっと動いていたと思います。
そして、前回の記事では、ボタンというものを覚えました。これはベルトコンベアでいうところの「入力(にゅうりょく)」にあたります。「入力(にゅうりょく)」は、プログラムをはじめるきっかけになるものです。「入力(にゅうりょく)」を自由に使えるようになると、「何かを押したら」「何かをはじめたら」動くものがつくれるようになります。
「A」「B」ボタンを押したときのプログラム
それではさっそく、前回作成したボタンを思い出しつつ、今回はゲームをつくっていきましょう。前回覚えた「Aボタン」と「Bボタン」を使って、友達と遊べる早押しゲームをつくります。
プログラムを作成する方法を覚えていますか?忘れてしまった場合はここ
をクリックしてください。そして、「新しいプロジェクト」と書かれた箇所をクリックしてみましょう。下図のように表示されれば、準備OK。

今回は、「最初だけ」のブロックを使います。「ずっと」のブロックを画面から消してしまいましょう。消したいときは、消したいブロックを選んで、キーボードの「BackSpace」「Delete」をクリックでしたね。
ボタンを使うので、前回も使用した「ボタン(A)が押されたとき」ブロックを出してみましょう。
プログラムメニューエリアの【入力】をクリックして「ボタン(A)が押されたとき」と書かれたブロックをクリック。

次にAボタンを押したら、LEDの部分に【A】と表示させたいので「文字列を表示(” Hello!”)」ブロックを使ってみたいと思います。プログラムメニューエリアの【基本】をクリックして「文字列を表示(” Hello!”)」ブロックをクリックして「ボタン(A)が押されたとき」ブロックの中にくっつけます。


「文字列を表示(” Hello!”)」ブロックの部分に“A”と入力してボタンを押したときにLEDに「A」と表示されるようにしましょう。

同様にボタンBもつくってみましょう。下図のようにブロックを配置してみましょう。

これで、「A」「B」ボタンを押したときのプログラムができました。
カウントダウンするプログラム
さらにゲーム性をもたすために、「START」と表示された後に「3」「2」「1」とカウントダウンされるプログラムをつくりたいと思います。
「最初だけ」ブロックを使います。プログラムメニューエリアの【基本】をクリックして、「文字列を表示」と書かれたブロックをクリック。

エディターエリアに「文字列を表示」ブロックが表示されたら、「文字列を表示」ブロックをマウスでつかみ、下記の図のように「最初だけ」というブロックとくっつけてみてください。

文字を「START」と入力。

プログラムメニューエリアの【基本】をクリックして、「数を表示(0)」と書かれたブロックをクリック。

数を3と入力して、「文字列を表示」ブロックの下にくっつけてください。

同じように「数を表示」ブロックで「2」「1」を作成しましょう。

これで、ゲームが出来上がりました。