先日、近所のファミレスで打ち合わせをしていたら、隣の(主婦二人連れらしき)席から「今日うちの子、プログラミング教室」「あ、うちも通わせてるわ」という会話が聞こえてきました。どうやら私の住む京都市にも、プログラミング教室ブームがきている! ……と思ったら、ここにもブームがきている人がいました。
画像: プログラミング教室、どこに行けばいいの? まずは検索編【STEMとか言われましても。〜プログラミング教育・漫画レポート〜】

プログラミング教室って­­どんなものがあるの?

A美には前回、何気にプログラミングキットをオススメしておいたはず。しかし“買っても親が教えられない”ということに気がついたらしく、やはり教室に通わせるべきでは?と思いはじめたようです。たしかにキットだけ家にあっても、プログラミングってなに? がわからなければプログラミングキットを使いこなすのは難しそう。

ならばプログラミング教室へ! ということなんですが、私もまた、プログラミング教室のことはよくわかりません……。しかし、プログラミング教室というのだから、それは“プログラミングを教える場所”なのではないでしょうか。チャチャっとネットで調べれば、済む話なのではなかろうか(と軽く考えていた私はこの後、沼のようなものにはまることに……)。

まずは、“プログラミング教室ではいったいなにを学ぶのか”という概要を知るために、あえて雑なワード「子ども プログラミング教室 内容」で検索してみました。

すると……

画像1: プログラミング教室って­­どんなものがあるの?

これだけにとどまりません。各教室の「学習内容」を不分別に拾っていくと、あるわあるわ。

  • 「最初はパズルからはじめます」
  • 「マインクラフトで学ぶよ」
  • 「スマホアプリを開発します」
  • 「3Dプリンタを使う」
  • 「最後に、ドローンを操縦!」
  • 「アンプラグドで論理的思考を」
  • 「プレゼンテーションも学びます」
  • 「保護者も交え、ビジネスマネジメントを」
  • 「デザインもやってみよう」

これら「学習内容」をいくら拾い集めても“これだ”という確信を得られないまま、何日いや何週間も過ぎ、どんどん疲弊してきました。プログラミング教室って、“プログラミングを教える教室”じゃなかったの!?もしかしてこの百花繚乱ぶりは“プログラミング教室ブームにかこつけた、抱き合わせ商材”も混じっていたり!?と、モンモンとしていたら思い当たりました。

「プログラミングそのものを学ぶのではないよ。プログラミング的思考を学ぶのだよ」という御旗のもとに集結しているからこそ、こうなっているのではなかろうか。「的思考」をくっつけるとものすごく裾野が広がり、まさに何でもあり! それが“プログラミング教育元年”間近の現状なのかもしれません。

画像2: プログラミング教室って­­どんなものがあるの?

「プログラミング教室」を大きく分けると?

……ここで落ち着いて、いったん整理してみましょう。「子ども プログラミング教室」と検索をかけたつもりが、けっこうな割合で「ロボットプログラミング教室」のページもヒットしました。やはり「ロボット」は子どもに人気なのでしょう、教室の数も圧倒的に多い感じ。

というわけなので、大きく分けるとプログラミング教室には

画像1: 「プログラミング教室」を大きく分けると?
画像2: 「プログラミング教室」を大きく分けると?

の2種類があると考えれば、わかりやすい! まずはここを手がかりにしてみることにします。

そもそも、プログラミング教室とロボットプログラミング教室とでは、学ぶにあたり使うものや用意するものも異なってきます。

プログラミング教室ってなんだ?

画像: プログラミング教室ってなんだ?

プログラミング教室では、ロボットをつくったり、電子工作をしたりはしません。「プログラミングを教える場所なんでしょ」というイメージに近いのは、こっちです。

ちなみに、日本は先進国の中でも“若者のパソコン保有率が低い国”で、中学生のパソコン保有率はたったの3割、7割が「パソコンを持っていない」。お隣韓国も含め先進国の中学生のパソコン保有率は8割を超え、「持っていない」のはわずか2割だそうで。

中学生以下の子どもたちも、スマホやタブレットはともかく、日常的にパソコンに親しんでいるケースは少なそう。もし子どもをプログラミング教室に通わせるなら、家でもプログラミング学習ができるように1台用意しておくのが、より理想的なのではないでしょうか。

プログラミング教室ではロボットや電子キットを介さない分、パソコン操作の基本もきっちり身につきそうです。社会人になってもパソコンの電源の入れ方がわからないとか、パソコンに触ったこともないのにサイバーセキュリティ大臣になってしまったりとか、そういうことは少しでも減らしたいものです。

ロボットプログラミング教室ってなんだ?

画像: ロボットプログラミング教室ってなんだ?

ロボットプログラミング教室では、当然ですがロボットをつくります。とくに初心者は「プログラミングを学ぶ」というよりも「プログラミング的思考を学ぶ」ことに近いと考えたほうがよさそうです。プログラミング用のロボットキットは一式約3万円〜ほどで、どこの教室でも最初に購入しなければならず、入会金と合わせると初期費用が少々お高め。検索していても随所で「高い!」という悲鳴のようなものが目に入りました。

それにしても、小学校低学年くらいだと“完成形が決まっているロボット”を組み立てるだけでも楽しいのかもしれませんが、もっと自由にやりたくなる子がほとんどではないかなと。その点、ブロックでつくるロボットならカスタマイズの自由が利くに違いない。教育版レゴを使用する教室も多く、小さいころから積み木やレゴブロック遊びが好きなお子さんであれば、そこは違和感なく学べそう。

教室の対象年齢を見てみよう

次は教室が提示している対象年齢です。友人A美が探しているのは、“小学2年生の女子を通わせるべきプログラミング教室”なのです。果たして小2女子を受け入れてくれる教室はあるんでしょうか?

画像1: 教室の対象年齢を見てみよう

未就学児からOKとしている教室もあったりしますが、レアケースっぽいです。それもそのはず、プログラミングのような“抽象概念”を理解できるようになるのはだいたい8歳くらいからではないか、という説があるそうで。そういえば我が家の娘も小学3年生くらいから行動パターンが激変していた記憶があります(小2までは動物で、小3からいきなり人間、みたいな)。

対象年齢を小学3年生や4年生から、としている教室が多いのは納得です。ただし年齢はあくまで推奨で、応相談と書いてある教室もありました。

ちなみにテキストベースのプログラミング言語を学ぶのは、小学校高学年〜中学生くらいからかなーという感じらしい。ならばその前はむしろ、英語を習わせておけばいいのではないでしょうか。

(今回、“プログラミング言語ってどんな宇宙語なの”とワクワクして調べていたら、ほぼほぼ英語でした…英語圏のプログラマーが有利なのは当たり前ですね!)

画像2: 教室の対象年齢を見てみよう

ロボットプログラミング教室のほうは、未就学児OKの教室も少なくありません。組み立てには難しそうなイメージがありますが、大人よりも小さい子どものほうが(直感的に?)どんどんロボットをつくってしまうらしく、心配する必要はなさそう。ビジュアルプログラミングで動かすのも、現代の未就学児にとってはなんら不思議なことではないみたいです(いや、動いたときはそりゃ嬉しいでしょうが)。

本格的なロボットづくりとプログラミングコースは、小学4年生や5年生からを対象としていることが多く、どんどんロボット工学の様相を呈してきます。こうなってくると女の子は通っているのかな? と気になってきますが、写真にいっぱい写っているので女の子も楽しんでいるんでしょうね。

さらにロボット競技会への参加を目指したいとか、高度なロボット工学を学びたい人のための教室では、概ね年長〜高校生対象になってきます。IoTとか自動運転とか、引く手あまたな将来像が見えてきます。

具体的な方法を見てみよう

では、それぞれの教室で具体的になにを学ぶのでしょうか? こちらは各教室の学習内容を不分別に調べ倒してみた結果、概して以下のようなかんじ。

画像1: 具体的な方法を見てみよう

最初はスクラッチなど、いわゆる「ビジュアルプログラミング」のソフトを使って学ぶ教室がほとんどみたいです。スクラッチ、私も試しにやってみたのですが、最初に出てくるオレンジ色のネコがまったく可愛くなく
、見ているうちになんだかムカついてくる……でもきっと大丈夫……最初のうちはあのネコを動かすしかないようですが、そのうち“自分でつくったキャラクターを動かしてみよう”みたいな学習内容に変わってきます。多分。

調べ倒していたら嫌でも目に入ったのが「マインクラフト(通称マイクラ)」です。マインクラフトというゲームを通してプログラミングを教える教室も存在するようで、マインクラフトの世界をプログラミングでいじるためのマイクラッチという言語まであり、画期的じゃないかそれは! と思いました。マインクラフトとやら、私もやってみたい。マインクラフトPC版は¥3000みたいです。

画像2: 具体的な方法を見てみよう

子どもたちがテキストやタブレットなどを見ながら、ロボットキットのパーツを組み立ててます。小さな工場作業員のようで、じつに頼もしい。日本は本来、ものづくりの国であったのだ。

ブロックやセンサー、モーターなどを手順に従い組み立てる…これは「物の構造を知る」上でも大切な作業なのだそうです。

しかし、モノの構造を知るという意味“だけ”なら、昔懐かし“プラモデル”も十分有効なのではないか。「東急ハンズ渋谷店の模型コーナー、営業終了」のニュースを聞きつつ、ロボットプログラミング教室に通えないときはプラモデルという手もあるじゃないか、プラモデルもがんばれ、と思いました。もちろん、タミヤロボットスクールというロボットプログラミング教室も存在します。

まだよくわからないプログラミング教室

と、ここまで調べてもまだまだよくわからないプログラミング教室の全貌。とりあえずプログラミング教室はソフト型で、ロボットプログラミング教室はハード型なんだよなあ、当たり前だけど。ということは、

画像: まだよくわからないプログラミング教室

A美にはこれだけ伝えて終わりでいい…わけがありません(汗)。「プログラミング教室、どこに行けばいいの?」は次回に続きます。

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