活字離れが叫ばれている昨今、たまには誰かのぬくもりを感じる「本」を探しにおでかけしてみませんか? 今回オススメする古本屋さんは東京・駒込にある「青いカバ」。店主が子どもにオススメする一冊も紹介します。

古本屋にでかけよう

古本好きになって気づくことがあります。本の楽しみ方はひとつだけではありません。新しい知識を得たり、物語世界に没入したりするだけではなく、読んだことのない本の中身を想像したり買ったばかりの背表紙を眺めたりするのもまた楽しみのひとつです。そして古本屋さんは、そんな楽しみを分かち合ってくれる気がします。

小さいときに読んだ本は、生涯その人とともに寄り添うとも言います。古本屋では、すでに一度他の人に寄り添った本が、古本として目の前の棚に並んでいます。そこでは、お子さんとじっくり一緒に、人生という冒険にぴったりの本を探すことができます。

いつか出会う「本」を探しに、今日もお子さんと古本屋におでかけしませんか? 筆者が独自の視点からオススメの古本屋さんと店主さんが子どもたちにオススメの一冊を紹介していきます。

“新しい”古本屋さん

画像: トークイベントや古本市出店の告知チラシ。イベントの詳細はTwitter @hippopotbase から。

トークイベントや古本市出店の告知チラシ。イベントの詳細はTwitter@hippopotbase から。

今回は、駒込、本駒込の境に誕生して約2年の新しい古本屋さんを紹介します。JR駒込駅南口から都立公園「六義園」が誇る圧巻のしだれ桜と緑豊かな自然を横目に、文化に名高い「東洋文庫」のちょっと手前に「BOOKS青いカバ」が今日もオープンしています。

画像: 外に並ぶ1冊100円~均一棚には平台にも。

外に並ぶ1冊100円~均一棚には平台にも。

店前から、尻尾がツンとかわいい、ゆったりした表情のカバのイラストが目印。玄関マット、テント看板、チラシ、ドアガラスなど、あちこちに隠れています。また、本を購入したらブックカバーにも「青いカバ」の特製ハンコが押されるので、気になる方はブックカバーをつけてもらうことを忘れてはいけません!

画像: 「青いカバ」オリジナルのトートバッグも販売中

「青いカバ」オリジナルのトートバッグも販売中

ずっとGOOD BOOK

新しい古本屋、というのにもわけがあって、「BOOKS青いカバ」は「古書」を扱いながら「新刊本」の取り扱いもあるのです。「ずっとGOOD BOOK(いい本)」のキャッチコピーそのものに、ジャンルも幅広く、小説、文学、本の本、料理、暮らし、哲学、クラシック、美術、映画、コミック……といろいろありながら、その入門書から専門性の高い本も気軽に出会えてしまう。まさに店内では、いい本がいつでもGOODな状態で読み手を待っています。

気分は探検隊?

最近の言葉で、なにかに熱中することを「沼にハマる」といいますが、少なくともこの店内のそこかしこにも「沼がある」ようです。まったく興味のなかったジャンルに手を出して、気づけばズブズブハマっているような。とすると、沼地に生息するカバとも深い関係があるような気がしてきました(笑)

画像: 色取り取りの背表紙と、サイズ違いから生まれる凹凸も楽しい児童書・絵本コーナー

色取り取りの背表紙と、サイズ違いから生まれる凹凸も楽しい児童書・絵本コーナー

「BOOKS青いカバ」は、入ってすぐ、話題作の「新刊本」のコーナーとカラフルな「児童書・絵本のコーナー」が目に飛び込んできます。これはまさしく、子どもから大人まで、気軽に立ち寄れるお店の道標、といえるでしょう。

思わず絵本の背表紙を追うと、名作ばかりでなく新作、話題作、読み物としてのシリーズなど、さまざまなものがあり、大変に興味深い世界が広がっていました。この棚の前でお子さんと一緒に読みたい本を探してみたいですね。

絵本の棚も新刊と古本が同じように陳列されているので、買うときには注意しないといけません。その一方で「GOOD BOOK」を探すのに、新しさも古さもあまり関係ないのだなと気づかされました。

画像: こちらの文庫はすべて古本。当然のことながら重なっている本の下は別の本

こちらの文庫はすべて古本。当然のことながら重なっている本の下は別の本

店の奥へ奥へ

正直「BOOKS青いカバ」は決して広いお店ではないはずなのですが、店の奥へ奥へと進むと四方八方が本に囲まれていて、もう戻れないような気持ちになることもあります。そんなときは通路にひょいとおかれた丸いチェアに腰掛けて「どんな本が読みたいのだっけ」とひと息いれてみるのも。視点を変えるとこんな本もあったのかと、「お宝」を手にできることもあります。

画像: 丸いチェア。足元から天井まで、本が並び積まれている

丸いチェア。足元から天井まで、本が並び積まれている

以前からうすうす気づいていたことですが、「BOOKS青いカバ」はさりげなく、足元から天井まで空間を余すことなく本が並び、積み重なっています。

切り取った崖に一輪の花が咲くように、本の隙間ができたところに、ZINEやアーティストのグッズ、映画パンフレットもあるので、このへんもチェックしておきたいところです。

子どもたちにオススメの一冊『てつぞうはね』

最後に「BOOKS青いカバ」の店主、小国さんに「子どもたちにオススメ」の一冊をうかがいました。

画像: 講談社出版文化賞絵本賞受賞の『てつぞうはね』

講談社出版文化賞絵本賞受賞の『てつぞうはね』

身近に生きているものの死に触れたとき、わたしたちは何を想うのでしょうか。愛らしい一匹の白い猫・てつぞうとダイナミックなイラストが、読者の心を揺さぶります。短いお話ですがラストに描かれるもう一匹の猫が「生きとし生けるもの」についてじんわりと考えさせてくれる一冊です。

青いカバ

  • http://www.bluekababooks.shop/
  • 住所:東京都文京区本駒込2丁目28-24
  • 営業時間:営業時間は11時から21時(日祝19時まで)
  • 定休日: 火曜定休

オススメの一冊

  • 著者 ミロコマチコ
  • 出版社 ブロンズ新社
  • 刊行年 2013年

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