さて、さっそく親子留学の方法について紹介……したいところですが、その前に先立つものが必要です。海外に来ている日本人は主にどのような方法で収入を得ているのでしょうか。

これまでの【親子留学のススメ】はこちら

まずは貯蓄が必要

海外に出てどうやって生活していったらいいのか、という質問に対してまず言えるのは、「海外に出る前にできるだけたくさんの貯金を」ということです。蓄えが多いのに越したことはありません。しばらく収入がない状態でもまかなえるくらい準備していきましょう。

海外に出てすぐ働きはじめられたらよいのですが、ビザの種類によっては働くことすらできませんし、労働ビザがあってもすぐに仕事が得られるかわかりません。貯金は海外でお金を得られるようになるまでに欠かせないもの、最低でも滞在期間+3ヶ月分の生活費と航空券を買えるくらいの余裕はもっておきたいものです。

これは本当に最低ラインで、できればもっと多いほうがいいでしょう。必要な額は滞在国によって異なるので、ブログなどで生活費を公開している人の情報などを参考にしてください。

画像: まずは貯蓄が必要

奨学金で暮らす

海外で収入を得るためには、さまざまな方法があります。主なものとしては「給与」「事業収入」「奨学金」「投資からの収入」などでしょうか。留学生は仕送りを受けている人も少なくありません。

海外の大学に進学するのはとてもオススメです。すでに日本の大学に通っている人が一年休学して海外留学するだけでも価値があります。その際、奨学金を受けている人も多いと思います。私も受けていた時期がありました。奨学金を受けとっているのは学生の他に教職などのアカデミックな方面の人も多く、金銭的支援を受けながらやりたいことを学ばせてもらえるというのは、本当に貴重なチャンスです。

事業・投資からの収入で暮らす

もっとも理想的なのは「事業・投資からの収入」でしょうか。「そんなの一部の限られた人だけでしょう」と言われるかもしれませんが、実はけっこういます。やはりある程度年配の人が多いですが、そのライフスタイルは悠々自適。ビジネスで成功している人はやはり働くことが好きなので、現地でビジネスを立ち上げる人も少なくありません。

身軽なのも特徴の一つ。気に入っている間はそこに滞在していますが、帰国したいとか他の国に興味をもって移動することを決めたら行動が早い。「意地でもこの国に留まりたい」と頑張ったりしないのがこのタイプ。

画像: 事業・投資からの収入で暮らす

労働から得る収入で暮らす

お金を得るために、メインとなるのはやはり「労働から得る収入」だと思います。「給与」や「売上」など。これは日本でも同じですよね。ただ、海外では仕事をするにも日本ほどカンタンではありません。日本にいれば日本人は普通に働けますが、海外となるとまず「労働できるビザ」が必要です。労働ビザをもたずに働くと、違法になってしまいます。

では、労働ビザを得るためにどうしたらいいのでしょうか。もっとも確実なのは、現地の企業に雇われることです。雇用した企業にスポンサーとなってもらえば、就労可能なビザを取得できます。

国によって難易度はちがいますが、多くの国でこの制度があります。企業に雇われることで合法的に働けるのはもちろん、毎月給与が振り込まれ、保険などの福利厚生も得られるので、生活は安定しやすい。ただ、自国の人を差し置いて採用してもらうには、かなりの学歴やスキルが必要です。なかなか容易ではありません。オランダ在住の知り合いは「100社くらい受けた」と言っていました。

画像1: 労働から得る収入で暮らす

最近では日本で仕事を受注して、リモートワークをする人も増えています。Web系に多いのですが、収入を得るのが日本なので、現地の労働ビザが必要ありません。パスポートだけで3ヶ月滞在できる国をホッピングする人たちもいます。単身者やお試し滞在にいいでしょう。

また、世界の国の中には投資家や起業家向けのビザを発行し、経済の活性化を図っている国があります。オランダは、個人事業主のビザがとても取得しやすい国。私がオランダに来たのも、1896年に結ばれた「日蘭通商航海条約」が今も有効で、日本人はオランダで滞在許可を取れば、労働ビザを取得せずに働けるというニュースを知ったことがきっかけでした。

具体的には資本金4500ユーロを入れて所定の手続きをすることで、ビザと滞在許可を取得できます。他の国と比べても、これほどハードルが低く自由度の高いビザはなかなかないでしょう。

(ビザについてはルールがよく変わるのでご注意ください。)

画像2: 労働から得る収入で暮らす

私が取り組んでいる3つの仕事

そんなオランダの個人事業主ビザを活用しながら、私が取り組んでいる仕事について紹介します。現在私は3つの仕事をしています。

  1. 親子留学のサポート……親子留学は本当にメリットがたくさん。可能ならぜひトライしてもらいたい。この話は次回に続けていきますね。
  2. 芸能活動……現地のエージェントに登録し、一昨年、昨年と続いて息子と映画で共演を果たしました。
  3. Web系の仕事……もともとコンピューターが好きで、学生時代から独学で学習していました。数年前に本格的に勉強しようとスクールに通ってプログラミングを習得。Webサイトの作成や運営、ライティングなどを受注しています。

3については、現在「世界ウーマン」というサイトを立ち上げ、運営しています。このサイトは世界で働く女性を対象としたポータルサイト。世界中のいろいろな国でいろいろな仕事をしている女性たちからのコラムやインタビューなどを掲載したり、イベントの開催やコミュニティーの運営をしたりしています。

また、これから海外へ出たい女性からの相談をいただくこともしばしば。世界中の日本人女性の情報発信の場として活用してもらえたらと思っています。確実に成長してくれていて、とても手応えを感じています。

画像: 世界ウーマンのサイト

世界ウーマンのサイト

海外で糧を得ながら生活していくためには、「手に職」がある人が圧倒的に強い。それに加えて仕事で通用する英語、非英語圏であれば、ある程度の現地語も必要です。オランダにもシェフや美容師、理学療法士などとして活動している人がいます。Web系の仕事はインターネットにつながっていればどこでもできる上、需要も高いので海外在住者にオススメの仕事です。海外で生き残っていくには、自分の得意分野や技術が海外でも通用するかどうかが鍵となるでしょう。

画像: 私が取り組んでいる3つの仕事

お金も大事だが人脈も大切

海外で行きていくにはお金も大切ですが、人脈も大切だと思います。私がとくに大切にしているのは、日本人コミュニティー。日本人にもいろいろ人がいますが、やはり同じ文化的背景をもち、日本語で思いっきり話せる環境はとても貴重です。

気の合う人たちと日本食を持ち寄って行う「ポットラックパーティー」は心も身体も満たされる場所。長くいる人に相談したり、同じような境遇の人と悩みを分かち合ったり、海外で頑張っていくパワーをもらいます。世代を越えて日本にルーツをもつ子ども同士の交流も。

長く海外生活を続けていくためには海外での生活に根付きながらも、日本人としてアイデンティティーを確認できるコミュニティーに属することがとても大切だと感じています。

画像: お金も大事だが人脈も大切

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