みなさんは親子留学という言葉を目や耳にされたことはあるでしょうか。親子留学とは文字通り「親子」で留学をすること。そのメインの目的は子どもの教育です。「教育移住」とも呼ばれることがあります。グローバル化が進む中で「子どものころから英語や他の言語を習得させたい」「異文化体験をさせたい」という家族が増えています。
  • 親子留学は、実際は「母子留学」「母子移住」のケースが大半を占める。
  • 日本でも7、8年ほど前から急激に増えてきた。
  • 最初は富裕層が多かったのですが、最近ではサラリーマン世帯も増えてきた。
  • 親子留学するにはまずは自分なりに調べる。
  • そのうえで親子留学を専門に扱っている業者に相談をしてみる
  • 良心的な実力のある業者を使うことで、時間もお金もセーブできる。
  • ハードルが高ければ1、2週間からできる短期留学もある。

これまでの【親子留学のススメ】はこちら

マレーシアのコタキナバル日本人学校

子どもだけじゃなく、親も海外で学ぶ「親子留学」

「親子留学」は、同時に親も海外でしかできない経験をしたり、学んだりできる留学形態です。以前は会社から海外派遣された駐在員家庭でなければ、このようなことは難しかったのですが、今は自らの意思で海外に出ることが可能になってきています。

息子が通っていたアメリカンスクールの作品展示方法がユニーク

親子留学と書きましたが、実際は母子で来られる「母子留学」「母子移住」のケースが大半を占めます。厳密な定義はないのですが、本人の捉え方や期間、内容などによって呼び方が変わるようです。もちろん家族全員で留学や移住をできるのが理想的かもしれませんが、いきなり海外で家族が生活できるだけの十分な収入を得るのは容易ではありません。

なので、父親は日本で仕事を続けながら、母子で海外に滞在するケースが多いようです。実際に「自分は日本を離れられないが、子どもには海外の教育を受けさせたい」という父親の希望で母子留学する家庭も少なくありません。

実はこの母子留学、中国や韓国でもっと前から行われていました。韓国では、このような父親のことを「キロギアッパ」と言うそうです。「キロギ」とは渡り鳥、「アッパ」とはお父さんのこと。子どもを小さなうちから留学させるために、母親と子どもが一緒に海外生活をして、父親は韓国で一人仕事に励み、留学費用を送金するのです。

割合としては少ないですが、母親が日本に残って、父親と子どもが海外で生活されるご家庭もあります。たとえば、フリーアナウンサーである小島慶子さんのご家庭。父親と子どもたちがオーストラリアに滞在し、小島慶子さんが日本での仕事の合間を縫って会いにいくというスタイルのようです。

日本でも7、8年ほど前から急激に増えてきた親子留学。最初は富裕層が多かったのですが、最近ではサラリーマン世帯も増えてきました。今は親御さんの意志と工夫次第で、子どものころから国際体験できる時代なのです。

「親子留学」の実際

では、「親子留学」は実際のところどうなのでしょう。実際にしている人から話を聞いてみました。

画像: カナダ・バンクーバーでのサマーキャンプの様子

カナダ・バンクーバーでのサマーキャンプの様子

Yさん(マレーシア・ジョホールバル在住、息子7歳)

息子が2歳3ヶ月のときに母子でマレーシアに来ました。今年(2019年)で6年目になります。親子留学のメリットは、子どもが広い世界を見れることだと思います。また、現地で母子留学仲間ができたこと。家族ぐるみで不便さや楽しさを共有共感し、絆が深くなりました。デメリットといえば、休日に一人でずっと子どもの相手をしなくてはならないことや夜間の大人だけの外出ができず、息抜きがしにくいことでしょうか。

子どもの英語力はインターの学年相当で日常会話にも問題ありませんが、語彙力などはネイティブと比較したら少ないかもしれません。学費は約100万円で、学年が上がるにつれて200万円くらいまで上がります。生活費は1ヶ月20万円くらい。日本とマレーシアでビジネスをしているので、子どもが学校にいる間は仕事をしていることが多いです。また、友人とランチやお茶、ショッピング、読書など、とても充実した日々を過ごしています。

Aさん(カナダ・バンクーバー在住、息子16歳、娘14歳)

息子11歳、娘9歳のときにマレーシアに母子留学しました。1年半の滞在後いったん帰国。そして2016年にカナダの永住権を取得して移住しました。

親子留学のメリットは、親元で生活面や食事の心配がなく、子どもは安心のびのびと学ぶことができること。海外で一緒に新しい経験を乗り越えることで、家族の一体感が高まったと思います。デメリットは、塾などがあまりないため、家庭での学習が大切になること。漢字なども忘れがちなのでサポートが欠かせません。

カナダに来る前にマレーシアでステップを踏んでいたので、英語で困ることはありませんでした。永住権を取得しているため、現地校の学費は無料。生活費は年間500〜600万円くらいです。子どもが学校に行っている間は、まず移民向けの語学学校に通い、その後留学サポート会社を起業。趣味のハープを学んだりヨガをしたり、バンクーバーの素敵なカフェに行くのも大切な時間です。

どうすれば「親子留学」できるのか

画像: オランダの冬、凍った運河でアイススケート

オランダの冬、凍った運河でアイススケート

では、親子留学はどのように実現したらよいのでしょう。まずは自分なりに調べてみること。どんな国に住んでみたいか、家族にとってどこが良さそうか、情報を収集し考えてみましょう。ルールや状況はよく変わるので、インターネットの情報がすべて正しいわけではありませんが、ある程度の雰囲気はつかめるはずです。

そのうえで親子留学を専門に扱っている業者に相談をしてみると、具体的な話を聞けると思います。多くの業者さんが無料相談を受け付けていると思うので、コンタクトしてみてください。インターネットでは得られなかった情報を教えてくれるかもしれません。

自分一人であれば、インターネットの情報を頼りになんとかビザを自分で取得し、苦労しながらも家や学校探しなどできるかもしれません。ですが、決まるまでの期間のストレスがなにより辛いという方が多く、子どもを支えなくてはならない親御さんの負担を減らすことが何より大切だと思います。

国や都市にもよりますが、年間350万円から1000万円ほどの費用がかかるといわれている親子留学。良心的な実力のある業者を使うことで、実は時間もお金もセーブすることができます。ボーディングスクール(全寮制の寄宿学校)の費用と比べたら少ない費用で、しかも親子で留学できるのはとても魅力的な選択肢ではないでしょうか。

また、本格的に親子留学するにはハードルが高いという方には、1、2週間からできる短期留学もあります。サマースクールなどを利用して海外に滞在してみると、旅行とはまた一味違った体験ができるはずです。

「急に異文化や外国語環境に飛び込むのはちょっと…」という方には、英語ができなくても教育移住を体験できるマレーシア・コタキナバルの日本人学校という選択肢もあります。小中全校で生徒13名、先生8名というこちらの学校は、日本からの教育移住を受け入れています。マレーシアは年中通して気候が温暖で、一人一人に目が行き届く環境の中で日本の学習を続けながら、マリンスポーツやさまざまな文化体験をすることができます。徐々に海外生活になじんでいけるので、親子留学が初めてという方にオススメです。

子どもの未来のために「海外に住む」という選択肢

画像: オランダ1部リーグAjax(アヤックス)のサマーキャンプの様子

オランダ1部リーグAjax(アヤックス)のサマーキャンプの様子

いかがでしたでしょうか。全3回に渡って、海外在住者の目線から「海外に住むこと」について書きました。さまざまな例が出てきたように、それぞれの人にとってそれぞれの海外生活があります。ますます加速するグローバル化の流れの中で、ご自身や子どもの未来のために「海外に住む」という選択肢が、意外と身近にあることを知っていただけたらと思います。

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