2019年1月、「教育技術の力」をテーマとしたサミットに、ニューヨークの30地区から700人を超える幼稚園〜高校までの学校関係者たちが、ポートジャービス高校に集まりました。州の教育関係者たちは、印象的な方向転換をしたポートジャービス高校から、不登校に対する効果的な解決策を学ぶために集まったのです。
  • ポートジャービス高校の欠席率は半年で5%減少した。
  • 活気のあるメイカースペースをつくって生徒を学校に引きつけたい。
  • littleBitsを使うことで、子どもたちは自分で考え、失敗を恐れない子どもになった。

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「教育技術の力」をテーマとしたサミットがニューヨークのポートジャービス高校で開催

画像: 「教育技術の力」をテーマとしたサミットがニューヨークのポートジャービス高校で開催

ポートジャービス高校の欠席率は2018年9月から5%減少しました。しかしこれは、登校の促進を示すひとつの数字にすぎません。職員たちによると、この改善はテクノロジカルリテラシー(ICTスキル)、キャリア教育、そして学生たちの生活と将来に正しく結びつけるカリキュラムといった、戦略的投資の結果であるとのこと。

なかでもlittleBitsは、先生が導入しやすく子どもたちも深く関与できる、多目的で包括的なカリキュラムとツールを提供する重要な役割をはたしました。アシスタント指導員のニック・パンタレオーネ氏は次のように言います。

「子どもたちが学びにワクワクするような場をつくる必要がありました。litteBitsはこの点において、私たちを救ってくれたのです」

学生と活気あるメイカースペースをつなげるためにlittleBitsを使う

画像: 学生と活気あるメイカースペースをつなげるためにlittleBitsを使う

ある大きな問題を解決するために、ポートジャービス高校ではlittleBitsを採り入れました。その大きな問題とは「不登校」です。この問題は学校における本来の目的を妨げ、なおかつ州から財政的なペナルティを発生させるリスクがあります。

学校職員たちは、活気のあるメイカースペースをつくることで生徒を学校に引きつけ、現実世界につなぐ計画に基づいた学習の機会をつくりあげることで、この問題に取り組むことにしました。

夏の間に、littleBitsを生徒、先生、図書館員、そして学校職員のグループに紹介するために取り寄せました。1時間のセッションが終わるまで、ミーティングに参加したすべての関係者が、littleBitsを使って動きのあるハードウェアを発明することの簡単さに、夢中になっていました。ミーティング中に多くの人がオリジナル作品を設計し、littleBitsの特色でもある「モノをつくることを促進させる力」を気に入っていました。

学区は各学校にコンピューターサイエンスの基礎を教えるためにlittleBitsのCode KitとPro Libraryを導入しました。

「生徒にはじめてlittleBitsを紹介すると、おもしろいことがおきました。子どもたちは、まず今まで学んできたことから、指導されるのを待ちます。しかし少したつと、これらは自分たちで所有でき、自分たちの経験を元に動かせる、ということをひらめきます。このひらめきは、すぐに本格的な発見と興奮に変わっていきます。こうなれば、彼らがなにをつくりたいのか見出すのに時間はかかりません。なにより自分にはなにができるのだろうかと疑問に思うようになるのです」
──K.アガード・トマッサン中学技術教師

まずは先生も使えるように

子どもたちがlittleBitsに触る前に、littleBitsのクロスカリキュラムの汎用性を十分に活用できるように、教師がlittleBitsに慣れる必要がありました。

littleBitsの回路は、コンピューター内の回路を子ども向けにしたものです。コンピューターサイエンスの概念を現実世界の問題に取り組むことは生徒にとって有益ですが、STEAMやコーディングに慣れていない教師にとっては骨の折れるものでしょう。

そこで、他のインストラクターがlittelBitsを使って成功したモデルを元にしたプログラム「Thinker Tuesdays」をクラスに導入しました。またGoogle Classroomには、チュートリアルとヒントが掲載されています。これらのリソースを使うことで、littleBitsを使えば回路とコーディングについてわかりやすく説明でき、教育者にとっても迅速に適応できるシンプルなツールであることが示されました。

教師はこの小さな壁を越え、学生中心の学習機会を与え、オープンエンドの技術探究プロセスへ導きました。

結果として「失敗を恐れない」子どもが出来上がる

画像: 結果として「失敗を恐れない」子どもが出来上がる

littleBitsの効果はすぐに現れ、冬休み前にはプログラムが大成功したことが明らかになりました。littleBitsを使うことによって、学区がチームとなって協力する文化をつくり、そして生徒たちが真正面から問題に取り組む手助けとなったのです。

「littleBitsはコミュニケーションと問題解決力の向上につながりました。これはつまり、生徒たちが失敗を恐れないカルチャーとなったのです」
──ニコラス・パンタレオーネ指導教官

学校が休みの間、教師はlittleBitsと生徒の行動上の問題をうまくかみ合わせ、クラスに戻ったときのはパフォーマンスが向上していました。

また、放課後に行うメイカープログラムを開始すると、その人気は多くのキャンセル待ちがでるほどになりました。その結果このプログラムは、学校の授業が終わった後に活動する200人の生徒のための新たな1日となり、無数にある選択肢の中から正しい道を選んで歩くようになります。

パンタレオーネ氏によると、littleBitsのもっとも強力な効果は、生徒が学校に行きたくなるというカルチャーをつくり出したことにあります。「私たちは今、(不登校だった)子どもたちを教育し支援し育てています。彼らはここにいることを望んでいるのです」そうパンタレオーネは言いました。

「私たちは3年生を対象に、よりフォーマルな形式のレッスンでlittleBitsを紹介することからはじめました。生徒が自分で計画、実験、プロトタイプの作成、リミックス、クリエーションできたときに”本当の学習”がはじまるのだ、ということがすぐにわかりました」
── M. ブレディー・ウィルソン教師とビクトリア・ベッカー教師

ブレディー・ウィルソンとベッカーは、生徒がどのように熱心に協力してプロジェクトを自分のものにしているのかを次のように説明しています。

「私たちのクラスはその50%が特殊教育の学生に分類される統合されたクラスです。littleBitsを使うとき、全員が独自のスキルと才能を発揮するので、誰かがとくに優れているということではなく、みんなが全員、すばらしいのです」

生徒は周りの人とつながりをもち、それにより大きな成功をおさめ、同様に重要なこととして、失敗することを学びます。そして成功するためには、プロジェクトをつくり直し「リミックス」しなければならないことも多く、忍耐も学べます。教師たちは「生徒たちはlittleBitsが大好きなので、更なる協力をしてほしい」と言っていました。

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