前回は、ユルッとパン屋さんをはじめようと思っているみなさんに、飲食業を開業するときに絶対必要な法律上のことなどを話しました。今回はそれに関わる費用のお話をします。
  • 初期投資を抑えよう!
  • 起業はアイデアが9割!
  • 要冷蔵は常温で発送しない!

これまでの【週末パン屋のはじめかた】はこちら

初期投資を抑えるには

画像: ガス高速オーブン「RCK-10AS」(リンナイ)

ガス高速オーブン「RCK-10AS」(リンナイ)

前回、「そんなのムリ!」というぐらい設備にお金がかかるという話をしました。私だってそんなにお金をかけてスタートするのは「やっぱりムリ!」って思います。そこで今回は、主婦が副業でユルッとはじめられれそうな金額、25万円でスタートする方法についてお話したいと思います。

それぐらいならビジネスにおける初期投資としては、かなりリスクが低いんじゃないでしょうか。ちなみに、この25万円の内訳は、

  • プロが試作などに使うオーブン 15万円ぐらい
  • プロもイベントなどで使う発酵器   4万円ぐらい
  • プロが試作などに使うニーダー  5万円ぐらい
  • 包材など雑費         1万円ぐらい

とパンを焼くための小規模な機材代です。これらは、自分の趣味のパン焼きを楽しむためだけでも普通に購入するようなレベルのものばかり。

『なんだ、そんなのでいいのなら、大丈夫だわ!』

そうですよね。ちょっと安心できましたよね。自分の理想のパンを焼くためにも、これぐらいの機材は必要ですもんね。

ちなみに、普通にパン屋さんを開く場合の初期投資とその費用回収について、軽くまとめておきました。いつか、本格的にパン屋さんを開きたいときの参考になると思います。

  • 機材費
    • 新品なら200万円以上
    • 中古なら50万円でもなんとかなるかも
  • 店舗物件取得費
    • 50万円から200万円
    • 工房なら場所を選ばないので30万円ぐらいでいけるかも
  • 内装工事費
    • 200万円以上
    • 工房なら最低限でよいし自分でやれば20万円ぐらいかも

ざっくりですが、ピカピカのお店なら1000万円以上かかることもあります。中古機材に工房手作りであれば、100万円以下でいけるかもしれません。

仮に100万円の工房をつくったとして、その初期投資分はどれぐらいで回収できるでしょうか。パンが1個あたり200円で、粗利益率が70%とで140円とすると、100万円を回収するには、その利益を全部充てたとして、約7200個販売する必要があります。毎日100個売れれば、72日!2ヶ月半で初期投資を回収できるということですね。

現実的には、工房の家賃や水道光熱費、スタッフの給与がかかりますし、毎日コンスタントに100個売れるとは限りませんので、もっと時間はかかるでしょう。

ここでは、ビジネス的な考え方として、払ったお金は「消費」ではなく「投資」であり、「投資」は利益を生み出すためにすることなので、かかった費用、それが生み出す利益、その利益で投資を回収する方法、といったことを知っておいていただければOKです。

起業はアイデアが9割!

画像: 洗えてたためる発酵器「PF102_24H」(日本ニーダー) kneader.jp

洗えてたためる発酵器「PF102_24H」(日本ニーダー)

kneader.jp
画像1: アイデアが9割!主婦が25万円で”プチ起業”をはじめるには【週末パン屋のはじめかた】

私はおいしいパンが焼けるの!だからきっと売れると思うの!

はい、パンがおいしいことは重要です。でも豊かなこの日本では、おいしいパンはいくらでも手に入ります。おいしそうなパンを焼く人はたくさんいるのです。

だから、山のようにあるおいしいパンの中からあなたのパンを選んでもらうには、「アイデア」が重要なのです。

週末プチ起業であっても、起業はアイデアが9割!あなただからつくれる特別なパン。あなただから買いたい、と言ってもらえるパン。そんなパンのアイデア、ありますか。えっ?たくさんある?わかりました!では、さっそくつくって売りましょう。

画像2: アイデアが9割!主婦が25万円で”プチ起業”をはじめるには【週末パン屋のはじめかた】

営業許可のある工房はどうするの?

大丈夫、工房がなくてもあなたのパンを世に問う方法があります。もちろん、マルシェやメルカリで販売する方法もあります。

要冷蔵の食品を常温で発送したら大変!

画像: 家庭用パンニーダー「PK660D」(日本ニーダー) kneader.jp

家庭用パンニーダー「PK660D」(日本ニーダー)

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そうそう、大切なことを忘れていました。食べ物は人の口に入るもの。だから、食べ物は人を健康にしますが、逆に人の健康を害する可能性もあるのです。メルカリなどで食品を販売する人がおり、ハムなどの要冷蔵の食品を常温で発送するケースが横行しているとのこと。

これでもし食中毒がおこったら、販売したほうが多額の慰謝料を支払わなければならないことになります。パンも製造する上で細心の注意を払うのが当たり前ですが、万が一のことがあっては大変です。

なので、プチ起業が軌道に乗って、1年以上継続して製造・販売するようになったときは、飲食店向けの損害保険(PL保険)に入っておくと安心です。個人事業主でも加入できますので、プチ起業でも利用可能です。保険料は、年間の売り上げにより変わってきますが、月1000円程度の保険商品もあります。まあ、先の話ではありますが。

次回は、ローリスクであなたのパンを世に問う、ユルッとスタートする週末起業パン屋さんのやり方を解説していきましょう。

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