誰でもつくれる手軽さとシンプルさが魅力のハムエッグトースト。チーズやマヨネーズを乗せてもおいしいですよね。でもそれだけだと栄養が偏ってしまいそう…。そこで今回は、味でも栄養面でも相性ピッタリの春野菜を使ったお味噌汁レシピを紹介します。お子さんがよく噛んで食べてくれるように、野菜のカットにもちょっぴり工夫を。

これまでの【パンにあうお味噌汁レシピ】はこちら

バター醤油香るハムエッグトースト

調理時間5分

材料 1人分

  • 食パン    1枚
  • 卵      1個(冷蔵庫から出したて)
  • ロースハム  1枚
  • バター    10g
  • 醤油     少々
画像1: バター醤油香るハムエッグトースト

目玉焼きは「オーバーイージー」という焼き方にします。黄身が半熟の両面焼きです。サニーサイドアップ(片面焼き)よりも短時間でつくれます。バターはサラダ油やオリーブオイルなど、植物性油でももちろんOK。その場合、量はフライパンに薄く敷く程度です。

画像2: バター醤油香るハムエッグトースト

1.食パンをオーブンまたはトースターで焼く。カリカリがお好みなら8枚切り、ふわふわの食感も残したいなら5〜6枚切りで。ご自宅にあるパンでかまいません。バターを折り込んで焼かれたデニッシュ食パンもリッチな味わいでオススメです。

2.卵とハムを焼いていきます。フライパンにバターを熱し、バターがシュワシュワと泡立ってきたら卵を落とします。中火で約1分。空いているスペースでハムも焼きましょう。ハムは焼きすぎると固くなってしまうので、「温める」イメージで火を入れます。

画像3: バター醤油香るハムエッグトースト

3.卵は白身に8割ほど火が入ったらひっくり返します。周りから醤油を回しかけて少し絡ませたら出来上がり。ハムと重ねて、トーストに乗せます。

醤油を使うことでハムエッグトーストが「和」に寄って、ぐっとお味噌汁との相性がよくなります。フライパンの上で卵と絡めることで香りが立ち香ばしさもアップ。

桜海老とアスパラガス、春レタスのお味噌汁

調理時間10分

春に出回る新レタスは苦味が少なく甘さとみずみずしい柔らかさが特徴。生でももちろんおいしいですが、お味噌汁に入れることで量もたくさん食べられます。グリーンアスパラガスはあえて繊維を残すカットにすることで咀嚼回数を増やす目的が。噛むことは脳の活性化や虫歯予防、免疫力のアップなどお子さんの健康と成長に欠かせません。

材料 2人分

  • 春レタス       大きめの葉2枚 (約80g)
  • グリーンアスパラガス 細め2本
  • 干し桜海老      大さじ2
  • 水          400cc
  • ほんだし       小さじ0.5
  • 味噌         大さじ1.5
画像: 桜海老とアスパラガス、春レタスのお味噌汁

アスパラガスの産地として有名なドイツやイタリアでは、アスパラと卵の組み合わせはもっともポピュラーな食べ方のひとつ。アスパラと卵の相性、桜海老の香ばしさ、レタスの甘さがハムエッグトーストとお味噌汁の組み合わせを自然なものにします。

下準備

アスパラガスは根元1cmを切り落とし、残った根元3cmをピーラーで皮を剥きます。身はそのままピーラーでスライスしていきます。お子様の口に大きさに合わせ、長さは調節してください。ハカマ(三角の葉のような部分)は取らなくても食べられますが、取った方ほうが口当たりがよくなります。

画像1: 下準備

レタスは一口大にちぎります。火を入れればしんなりするので、多少大きめでも大丈夫。

1.温めた鍋に少量の油(分量外)を敷き、干し桜海老を加え焦げないように気をつけながら中火で20秒くらい炒めます。

画像1: ​​朝の定番“ハムエッグトースト”にあうお味噌汁は? たっぷり旬野菜を使ったレシピ
画像2: ​​朝の定番“ハムエッグトースト”にあうお味噌汁は? たっぷり旬野菜を使ったレシピ

海老が食べられないお子さんにはシラスでも代用できます。

2.水、ほんだしを加え煮立たせます。

3.煮立ったらレタスとアスパラを加えます。水に対して野菜の量が多すぎるのでは?と感じるかもしれませんが、気にせずバッサバッサと入れてください。

画像3: ​​朝の定番“ハムエッグトースト”にあうお味噌汁は? たっぷり旬野菜を使ったレシピ
画像4: ​​朝の定番“ハムエッグトースト”にあうお味噌汁は? たっぷり旬野菜を使ったレシピ

レタスとアスパラはカットしてポリ袋に入れておけば冷蔵、冷凍保存が可能です。冷凍したものを使う際は解凍せず、凍ったままお湯に入れましょう。

4.アスパラをほぐしながら全体に火が入るように混ぜます。野菜がしんなりしたら火を止め、味噌を漉し入れます。盛りつけて完成です。

画像2: 下準備

一旦冷ましてから温めなおすと、桜海老の出汁が出て味に深みが増します。桜海老を倍量(大さじ4)で炒めて半分を一度取り出しておき、盛り付けのとき上にトッピングすればスナックのようなサクサク食感がたのしいアクセントに!

今回使ったのは長崎の麦味噌。色は淡く、ほんのりと優しい風味が特徴の甘口味噌です。味噌の甘さと野菜のもつ甘さがマッチします。塩気を抑えめにしたレシピですので物足りない場合は味噌を増やすか、薄口醤油を少し垂らしても風味が豊かになります。辛口の味噌を使う場合は、大さじ1の量から調整してください。

画像3: 下準備

カルシウムを主に、さまざまな栄養素を含む桜海老。干し桜海老は、できれば無着色のものを使いましょう。香りがよく、旨味、甘味もしっかりあります。出回っているものは台湾産が多いです。よく似たものでオキアミ(プランクトンの一種)があります。桜海老同様栄養価も高く、価格は安価。たっぷり使いたいときは代替品として利用できます。

《コラム》アスパラガスの色の違いによる特徴

アスパラガスの色にはみなさんご存知のグリーン、ホワイトの他に紫、ピンクがあり、それぞれ栄養価も味わいも変わります。

お店で選ぶときは、穂先が締まり茎の太さが均一で張りがあるものを選びましょう。穂先や切り口がパサパサだったり、太さが均一でない、くたっとしているものは、水分が抜け鮮度が落ちています。太いアスパラガスほど水分が抜けづらく鮮度を保ちやすいです。

  • グリーンアスパラガス

青臭さはあるものの栄養価が高く、さまざまな調理に向いています。鮮度のいいものなら生食もおいしいです。穂先の紫色が濃いほどアントシアニンを含み甘みがあります。

  • 紫アスパラガス

ポリフェノールの一種であるアントシアニン由来の紫色が特徴です。栄養価は他の色に比べ最も高く、甘みも強いので生食に向いています。

  • ホワイトアスパラガス

軟白栽培という方法つくられたアスパラガス。遮光して育てられているので他のアスパラガスに比べて栄養価は低め。傷みやすく値段は少々高めですが他の色に比べ食感が柔らかく、香りも繊細で他に無い春ならではのおいしさです。

  • ピンクアスパラガス

まだ見かけることは少ないですが国産のものが流通しています。ホワイトアスパラガスに似ていますが、比べてやや香りが強いです。

画像5: ​​朝の定番“ハムエッグトースト”にあうお味噌汁は? たっぷり旬野菜を使ったレシピ

新玉ねぎとキウイとアボカドのサラダ はちぽんドレッシング

所要時間10分

時間があるときにはもう一品!ザクザクの新玉ねぎ、ぷちぷち甘酸っぱいキウイ、アボカドのまったり感、いろいろな味と食感が一度に楽しめるサラダです。ドレッシングもはちみつとぽん酢を合わせるだけで超簡単!お子さんが食べやすい甘酸っぱい味です。

ソテーした鶏肉や白身魚の上に乗せてさっぱりとした「食べるソース」としても使えます。新玉ねぎはアボカド、キウイは1cm角にカットし、合わせます。

材料 2〜3人分

  • 新玉ねぎ  1/4個
  • アボカド  1/2個
  • キウイ   1/2個
  • はちぽんドレッシング
  • はちみつ  小さじ2
  • ぽん酢   大さじ2
画像1: 新玉ねぎとキウイとアボカドのサラダ はちぽんドレッシング

1.はちぽんドレッシングをつくります。はちみつ小さじ2と、ぽん酢大さじ2を合わせてよく混ぜるだけ。つくっておけば日持ちします。

2.カットした材料とドレッシングをよく混ぜ合わせ、器に盛って完成です。

画像6: ​​朝の定番“ハムエッグトースト”にあうお味噌汁は? たっぷり旬野菜を使ったレシピ
画像7: ​​朝の定番“ハムエッグトースト”にあうお味噌汁は? たっぷり旬野菜を使ったレシピ

 

キウイに含まれるペクチンはハム、卵に含まれるたんぱく質の分解を助け、新玉ねぎとアボカドに含まれるカリウムはナトリウム(塩分)の排出を助け、血圧値の正常化や体内の水分のバランスを保つ役割があります。

画像2: 新玉ねぎとキウイとアボカドのサラダ はちぽんドレッシング

オープンカウンターの店で子連れのお客さんとも接してきて、「子どもの好き嫌いはふとしたときに突然改善されることがある」ことを目の当たりにしてきました。子どもはとても正直です。嫌いなものは絶対に食べないし、食べてみて苦手だとわかったら、それ以上口をつけません。

しかしたまに、「グリーンピースが嫌いだけど、このお店のグリーンピースごはんはおいしい」とか、「今までトマトがきらいだったけど、この店のトマトのスパゲティをきっかけにトマトが大好きになった」とか、苦手なものを克服できた、むしろ大好きになった、という言葉をもらうことがあります。こんなに嬉しいことはありません。

その理由が味つけなのか、それともレストランという非日常の雰囲気がそうさせたのかはわかりませんが、「その食材のよさを引き出した調理法かどうか」「他の相性のよい食材と組み合わせて、その食材の味を多面的に見せられるかどうか」がヒントになっているような気がします。

料理人として得た経験からこうした料理の考え方や調理法をお伝えすることで、少しでも毎日忙しい皆さんの力になれたら嬉しく思います。

著者プロフィール

齋藤晶(さいとうあき)

大学で日本文学を専攻した後、厨房の世界に。5年間の日本料理のキャリアを経てイタリアンに転向。麻布十番のリストランテでスーシェフを務める。実践で得た経験と文学部のスキルで家庭でもできる新しいレシピを伝える。1987年生まれ。宮城県石巻市出身。

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