これから数回にわたって、私の兼業主夫生活についての体験談を連載することになりました。日常的に育児と仕事を両立する生活を送っていく中で、私自身少しずつ学んできたことや気づかされたことなどを書きとめていければいいなと思っています。まずは「育児と仕事の相乗効果」についてです。

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こんにちは、兼業“主夫”です

私は一児の父親として育児をする傍ら、フリーランスの「テクニカルディレクター」という仕事をしている、いわゆる兼業“主夫”です。

「テクニカルディレクター」という職種を聞きなれない方も多いかもしれませんが、ざっくり言うと“テクノロジーの相談屋”のような仕事です。テクノロジーに関わる「こんなことをやってみたいんだけど、どうすればいい?」という相談にのって、それを実現するお手伝いをしています。

もともと会社員として働いていたのですが、妻が妊娠する少し前のタイミングで、育児と両立するために独立し、現在は1歳半になる娘の世話役と、家で仕事をする役割の2つを兼任しています。

今の生活が本格的にスタートしたのは約半年前、娘が1歳になったタイミングから。平日の育児のほとんどを私が担当しており、朝は朝食の準備から着替え、保育園の登園準備と登園。夕方からはお迎えと買い物、夕飯の準備やお風呂に入れて寝かしつけるなど、いわゆる“ワーママ”と呼ばれるような人たちと同じような生活をしています。

画像: こんにちは、兼業“主夫”です

試しにそんな生活を半年ほどやってみた結果、なんとか仕事との両立ができそうだぞという実感がもてたため、今年の春からは、取引先にもこういった生活をしていることをオープンにしていて、名実ともに(?)兼業主夫として奮闘しています。そのとき行った兼業主夫宣言がこちら。

育児と仕事のバランスに悩むこともありますが、もちろん妻の協力もあり、なんとか日々をこなしています。

育児と仕事の狭間で感じること

まだ半年ほどではありますが、そんな二足のわらじで生活をしていく中で、少しずつ感じていることがあります。

たとえば家事をしている最中。まずはあれをやって、次はこれをやって、などと頭の中で薄らと順序や優先順位を考えているときに、普段私が仕事でプロジェクトマネジメントするときの、ポリシーのようなものが役に立ったりします。

プロジェクトマネジメントって言うと、字面は堅苦しいですが、要はどうやって気持ちよく効率よく目的を達成するかという方法論なので、実は家事や育児にも、共通して適用できるテクニックが多いんですよね。

画像: 育児と仕事の狭間で感じること

他にも、私が仕事でよく行う「プロトタイピング」という仮説検証のアプローチ方法が、育児の方法をトライアンドエラーで試していくことに役立っていたり。仕事で行っていたことが家事や育児にうまくつながっていく感覚があります。

また逆に、育児をすることが仕事にいい影響を与えているようにも感じます。たとえば育児をしていく中で、赤ちゃんや子どものこと、育児をする親のリアルな心情なんかを実体験として感じることで、今まで表面的にしか捉えられていなかった、育児分野のサービスやテクノロジーなどへの理解を深めるきっかけになっています。

その結果、実際にベビーテック関連の製品やサービスをリサーチする仕事をもらったりなど、育児が仕事の幅を広げることにつながっています。

シナジーについて考えてみる

こんなふうに育児と仕事の間でお互いリンクする部分を発見していく中で、育児と仕事の間で相乗効果を生み出していける可能性を感じるようになりました。たとえば仕事で得たスキルを家事や育児につないでいったり、逆に育児で得た知識や感覚を仕事につないだり。

ビジネス用語で、異なる複数の業態の間でリソースを共有することで利益が拡大することを「シナジー効果」と言いますが、まさに育児と仕事の間でこのシナジーを生み出せれば、お互いにいいアップサイクルをつくれるかもしれません。

画像: シナジーについて考えてみる

育児関係の記事などでよく「仕事と育児の両立」という言葉を見かけることがありますが、なんとなくこの「両立」という言葉をみると、少ないリソースを仕事と育児で奪い合っているような印象を受けてしまいます。

時間が限られている中で、どうやったら効率よく仕事も育児もこなせるか、という視点ももちろん大事だと思います。ただ親だってひとりの人間ですから、毎日そうやってストイックにタスクを切り詰めていっても、物理的、精神的に限界があるでしょう。

それよりもうまくシナジーをつくり出すことで、既存のリソースをただ奪い合うだけではなく、仕事も育児も楽しみながら上昇していく。そんな関係性をつくり出していけたらと思っています。

次回以降の連載では、そんな育児と仕事の間のちょっとしたシナジーの生み方などを踏まえながら、私が普段どんなことを考えて、どんなふうに育児や仕事に向き合っているか、具体的なお話を少しずつひもといていければいいなと思っています。

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