夏休みに突入しましたが、新型コロナウイルスの影響で、なかなか旅行にも行けない、というのが実情でしょう。不透明な目先の夏休みの予定より、ここはむしろ来年の夏休みに照準を合わせながら、一緒にサマーキャンプの計画をじっくりと練ってみてはいかがでしょうか。

待ちに待った夏休み?

もうすぐ待ちに待った夏休み。お住まいの地域によっては、すでにお休みのところもありますね。海外教育移住を考えているみなさんにとっては、インターナショナルスクール(以下インター校)のサマーキャンプ(もしくは、サマープログラム、サマースクール、以下サマーキャンプ)に繰り出すシーズンでもあります。

しかし、現在コロナ禍の影響で日本からの渡航を制限している国も増えているので、出鼻をくじかれてしまいますが……。

この記事を読んでいる方は、予約していた海外のサマーキャンプを止むなくキャンセルしたばっかり……という人もいるかもしれませんね。

バンコクのインター校サマーキャンプ

参加者のキャンセルも相次いでいるのでしょうか。現在バンコクのインター校では、タイ在住者を対象にサマーキャンプを開催していますが、各学校のホームページを見ると、お値段表に打ち消し線がひかれディスカウントが行われている学校さえもあります。まさかのインター校サマーキャンプのバーゲンセールです!前代未聞ですね。

バンコク市内は緊急事態宣言も解かれ、市民生活は平和を取り戻してはいますが、この緊急事態発令直後の2月から3月期に母国に帰った人も少なくないのです。

筆者の回りでも、バンコク市内で暮らしていた子育て世代の知人や友人が帰国したケースは多くみられました。幸い筆者はバンコクでの暮らしを継続できていますが、海外移住は家族全体の状況と社会情勢の両方に鑑みて、柔軟な対応に迫られる局面もあるのだということを改めて思い知りました。

今回のレポートでは、無事緊急事態宣言が解かれ通常モードのバンコク市内で行われている学校見学会の様子をお伝えする予定でした。しかし今は夏休み、目下インター校はサマーキャンプ一色です。

個人的な事情を少し書かせていただくと、現在海外移住をして、子どもを日本人学校に通わせている我が家は、インター校のサマーキャンプへの参加は来年(2021年)以降を考えていました。しかし予定を変更し、今年(2020年)のバンコクのサマーキャンプの様子をお伝えすることにしました。

その理由は2つ。現在コロナ禍で、日本からの渡航が難しいタイ・バンコクのリポートは、今後インター校のサマースクールへの参加を検討している人の貴重な資料にもなるだろうという思い。そしてもう1つは、せっかく今海外にいるのだから、サマーキャンプの様子を体験させてみたいという利己的な理由です。語学学習の習熟という意味では、まだ時期尚早だとは思いつつも、Y1以上を対象とした1dayのサマーキャンプに参加しました。その様子を、写真と本人へのインタビューを交えお伝えします。

サマーキャンプ体験談

朝8時15分。子どもを学校に送り出します。

ロビーにはたくさんの子どもたち。カトゥーン動画(教育アニメ)的なものを見て皆くつろいでいます。知らない子ども、知らない先生。幸い日本語が少し話せるスタッフがいたので、申し送りをして、サポートしてもらうことにしました。

その間、私は近隣のカフェで過ごしました。子どもを初対面の人に預けたのは気が気ではありませんでしたが、バンコクの朝ご飯名物「おかゆ」を食べて、新聞を読んだり、コーヒーを飲んだりしました。可愛い子には旅をさせよ、人生は旅にして旅を住処とす……そんな言霊をたくさん頭の中に並べて、繰り返し唱えます。

画像1: サマーキャンプ体験談

13時30分に子どもをピックアップ。戻ってきたところで、さっそくサマーキャンプの様子を聞きました。

画像2: サマーキャンプ体験談

ーーお疲れ様。午前中はどんなことをしたの?

サマーキャンプ参加者のT(7歳・以下T) えっと、いろんなことをしたから忘れちゃった。でも楽しかったよ。

ーーじゃあ、ランチタイム何食べた?ごはんは一回だけだったの?

T ランチタイムの前に、スナックタイムがあって、メロンと牛乳が出た。あとクラッカーも。サクサクでとてもおいしかったよ。昼ご飯は、タイのいつも食べているみたいなラーメンだった。辛くなかったからおいしかったよ。2回ごはんがあって、その最初のごはんの前にサッカーをした。

ーー最初は体育の時間だったんだね。今日集まった子たち30人くらいいたけど、全員でサッカーをしたの?

T 水泳とサッカーを選べるようになっていて、サッカーを選んだ。サッカーの子はバスに乗った。乗ったらすぐ降りたから、なんでイチイチバスに乗るのかなって、あとから不思議だったけど。4on4の対戦で、余った子はベンチで休んだよ。結果は引き分けだったと思う。

ーーひとりゴールキーパーであとの3人で戦うスタイルなのかな?バスに乗ったのは、たぶん公道を隔てるからセキュリティ的な意味もあると思うんだけど、おもしろいね。

画像3: サマーキャンプ体験談

T グラウンドはたしかに、ものすごく広くはなかったけど、そんなに狭くない。本物の芝生で気持ちよかったよ。

ーーお昼のあとはどんなクラスだった?

T 音楽の授業だった。男の子と女の子と別れて同じ曲を練習した。そんなのはじめてだよ。最後は一緒に歌ったんだけどね。なんか意味あったのかなあれ。

ーー男の子も女の子も、12歳から14歳くらいのときに声変わりして子どものときより低い声になるから、とくに男の子はすごく声が変化するので、それに合わせてパートをわける必要があったんじゃないのかな? 何歳くらいの子がいたの?

T たしか16歳。でも身体が大きかったからそんなふうに思っただけ。16歳じゃないのかも。でも1年生や2年生みたいなちびっこじゃないよ。6年生よりは大きかったな。僕のことをニックネームで呼んでくれたりして優しくしてくれたよ。

ーー音楽の授業のほかは何したか覚えている?

T 全部英語だったんで、何を言っているかわからないときも多かったから、それ以外は覚えていないけど、一番覚えているのはサッカーのグラウンドが芝生でフサフサしていて、きれいだったことだよ。またあそこで遊びたいな。ごはんもおいしかったし、最高の一日だったよ。

海外サマーキャンプのすばらしさ

画像: 海外サマーキャンプのすばらしさ

実は、筆者も高校2年生のときにサマーキャンプを経験しています。今のようにインターネットがない時代だったので、書店に置いてある旅行会社の分厚いプチ留学本を購入し、親を説得してアメリカのサンタバーバラに2週間ほどホームステイをし、語学学校にプチ留学しました。添乗員付き観光込みのツアー形式です。同年代(1980年式)だと似たような経験をされている方も珍しくないかもしれませんね。

当時を振り返って一番思い出すことと言えば、縁あって一緒にステイした日本人の女の子がとてもシャイで、あまり英語を話さなかったので、彼女の通訳まで買って出て、都合2人馬力でネイティブのホストファミリーと会話をしたことです。よなよな辞書を引いて言い回しを調べたりして、そのときは必死でしたが、今となっては大きな糧になっています。

自分の経験を通して、だいたい2週間くらいあればネイティブスピーカーと普通に話せるレベルまで英会話力をもっていけるのがよくわかるので、就学期のすべての学年においてサマーキャンプはオススメです。積極的に参加したいモチベーションが沸いた時点で、参加するのがベストな選択だと思います。

よく言われることですが、語学スキルは純粋な言葉への関心プラスαがあると飛躍的に成長できます。その子にとって、プログラミングなのか音楽なのか、はたまた科学なのか宗教なのか、もしかするとビジネスなのか料理なのか、それともファッションなのか政治なのか……。親としてはプレゼンスを受け取ったら、できるだけその関心ごとに絡めて協力してあげたいですね。

バンコクの親子サマーキャンプの魅力

画像: バンコクの親子サマーキャンプの魅力

これは、東南アジア全域のインター校サマーキャンプに総じて言えることかもしれませんが、コスパがいいこと、治安がいいことがあげられるでしょう。欧米への夏休みの親子サマーキャンプも憧れますが、渡航費と生活費を合わせると高額になります。ひとりで海外に行かせる場合、年齢を重ねないと難しいです。

その点、バンコクは低学年から親子サマーキャンプにとても適しています。インター校は日本の未就学児にあたる保育園児童の受け入れもしているところもあります。もちろん、クラスへの参加は親とは別れて受講しますが、家族で海外生活を短期間実体験できるので、親御さんにとっても貴重な経験となるでしょう。お仕事などの都合が許せば、大人のプチ留学を組み合わせるのもオススメです。

バンコクのサマーキャンプ情報の探し方

画像: バンコクのサマーキャンプ情報の探し方

情報収集はちょっとしたコツがいります。まず、現地で暮らす専門家のサイトを覗いて肌感をつかみましょう。バンコク市内で活動しているインター校受験対策塾講師のサイト『バンコクのインターナショナルスクール』の学校見学アーカイブや、留学サポートをボランティアで行っている方の情報
などを参照してみてください。

この時点で、未就学児対象のサマーキャンプは情報がとても少ないこともわかるはずです。(未就学児向けは学校サイドが発信しているものは更新頻度がそれほど高くありません。通年開催なのに3年前のお知らせで止まっているなどよくあります。)まずは実際に現地に住んでいる方の生の情報を手掛かりに、目的の学校を見つけてご自身で直接連絡をとられた方が賢明です。気軽にEメールを使って学校に問い合わせてみましょう。

学校への連絡がつけば、サマーキャンプが現実に近づきます。その他の予約は普段観光で海外旅行を企てるのとまったく同じです。宿泊&フライトのパッケージを旅行代理店に相談しに行ってもいいと思いますし、ご自身の手でインターネットを使って、宿泊先やアクティビティを探すのも楽しいですね。

不透明な目先の夏休みの予定より、来年の夏休みに照準を合わせながら、一緒にサマーキャンプの計画をじっくりと練るのがこの夏の過ごし方のようです。ぜひお子さんの興味や関心に沿って、プランをつくってみてください。

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