専業主婦と働く夫というのは、もはや昔の話。現代は、共働き夫婦が増えてきています。それでも男女の役割分担はなかなか変わらず、ママが育児と家事の多くを担っているケースがほとんどだと思います。毎日忙しくてイライラしてしまう・・・そんなとき、どのように考え対応したらよいのでしょうか。

ママのイライラの原因は?

たとえば、ママが会社勤めをしていて子どもを園に預けている場合。朝は、自分の身支度や仕事の準備もしながら、子どもの世話をして身支度を整えさせ、園の荷物と自分の荷物を持って出発。雨が降っていれば雨合羽を着せたり、濡れたら拭くタオルなども用意したり。もちろん、自分の雨具も用意して……と、さらに準備が大変です。子どもが出がけにぐずったら「もういい加減にして!」と叫びたくなるでしょう。

さらに夕方には、「子どものお迎えがあるから早く帰らなくてはならない」となると、イライラすることもあるでしょう。とくに、時間制限のある働き方に対して、周囲の目が厳しい職場などでは、早く帰ることに罪悪感をもってしまうかもしれません。

そんな中、急いでお迎えに行き、帰って食事の準備。夜は子どもも疲れていますから、ぐずったり機嫌が悪くなったりすることもあります。「食事にするから片付けなさい」と声をかけても、聞いていないふりをしたり、「ヤダ」と言われたりしたら、感情が爆発してしまうのも当然です。

画像: ママのイライラの原因は?

子どもの年齢や、ママの働き方によって違いはあれど、イライラの原因は、

  1. 時間がないこと
  2. 思い通りにいかないこと

ではないでしょうか。

イライラ解消5つのヒント

イライラに対してどのようにすればよいでしょうか。まず、「時間がないこと」に関してのヒントです。

1. やらないことを決める

すべてを完璧にこなそうとすると時間がいくらあっても足りなくなってしまいます。忙しければ、テイクアウトなども活用し、手抜きをしてもよいです。家事をやらない日をつくってもよいでしょう。完璧に家事をしなくても命に係わるほどのことはありません。

2.パートナーにシェアを相談する

ママが担当していることの中で、パパにやってもらえそうなものがあれば相談してみましょう。ポイントは、「具体的に」やって欲しいことを伝えて、お願いすることです。たとえば、朝の時間も「子どもを起こすのと、身支度をパパがやってくれると、その間に朝食準備ができて助かる」という具合です。

「朝の支度、なんで私ばっかり!すごく忙しくてイライラする!」と言っても、感情をぶつけるばかりで、解決になりません。解決志向で「どうしたらよいのか」を相談しましょう。

画像: 2.パートナーにシェアを相談する

3.サポートを手配

夫婦間だけでは大変なら、ほかの手を借りることも考えてみましょう。朝の園の送りをファミリーサポートさんにお願いするという方法もあるでしょう。食事の買い物は、生協や宅配を使うという方法もあります。

多少お金はかかりますが、家族との時間が増え、ママが笑顔で過ごせるのであれば、費用対効果が大きいのではないでしょうか。

続いて「思い通りにいかない」ことに対するイライラのヒントです。

4.体調を整える

睡眠不足はイライラを大きくします。些細なことでカッとなったり、泣きたくなるくらい落ち込んだり、心に余裕がなくなってしまいます。

また、ホルモンバランスの乱れでも、メンタルが崩れることがあります。心に余裕がなくなっていると感じたら、睡眠をしっかりとって、自分の体調を整えることを優先しましょう。

5.ママ自身を大切にする

子育ては想定外の連続。そもそも「思い通りにはいかないもの」と割り切ること。その上で、想定外のことが起きても受け流すことのできる心の余裕も大切です。そのためにも、ママ自身が、趣味の時間をもつ、気持ちを吐き出せるおしゃべりタイムやリラックスタイムをつくるなど。自分を大切にできる時間を積極的にもつようにしましょう。

頑張り過ぎてヘトヘトのママよりも、笑顔でごきげんのママの方が、きっと家族も笑顔で過ごせますよ。

画像: 5.ママ自身を大切にする

問題解決型のコミュニケーションを取ろう

仕事と家事でいっぱいいっぱいになると、「なぜ私ばかりが」と不満がたまり、それを子どもやパートナーにぶつけたくなってしまいます。夫婦間でお互いの状況や希望を共有して、それを実現できるように問題解決型のコミュニケーションを取っていきましょう。

一人で抱え込まず、時々調整しながら、ママ自身も心地よい、わが家のベストな方法を見つけられるとよいですね。

画像: 仕事と家事で忙しい! そんなときは?

著者紹介
高祖常子(こうそ・ときこ)

子育てアドバイザー、キャリアコンサルタント

資格は保育士、幼稚園教諭2種、心理学検定1級ほか。NPO法人ファザーリング・ジャパン理事ほか各NPOの理事や行政の委員も務める。子育て支援を中心とした編集・執筆ほか、全国で講演を行っている。著書は『男の子に厳しいしつけは必要ありません』(KADOKAWA)、『感情的にならない子育て』(かんき出版)ほか。3児の母。

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