すみちゃんことコピーライターの住田千恵さんが、身近なところからSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)に参加するために、家庭の不用品を寄付できる方法を試しました。今回は服のリユースに挑戦です。

大人用の古着をあっさり捨てられないワケ

前回は、子どもの夏服や古いランドセル、ぬいぐるみを寄付しました。しかーし、子ども服以上にかさばるのが大人用の服。デザインが古くなったり、サイズが合わなくなったり(←太った)、あれやこれやで着なくなったものがたくさんありますよ。

実は洋服って廃棄量も多いんです。世界で生産された衣類の85%が毎年ゴミとして処分されるといいます。綿花の栽培や染織に大量の水や薬品を使い、土地や河川、生産する人々に負荷をかけてまで作られたものがあっさり捨てられているんです。それを知っていて、気軽に捨てられます?ということで、前回に引き続き、手放したいけど捨てるのはイヤというジレンマに応えてくれるナイスな方法を調べてみました。

服のリユースとワクチン寄付が同時に叶う!

画像: 「古着deワクチン」 https://furugidevaccine.etsl.jp/

「古着deワクチン」https://furugidevaccine.etsl.jp/

古着って、ブランド品なら高く売ることができますよね。でもお手頃価格で買いあさったプチプラ系のカジュアル衣料はどうしましょう。そこで見つけたのが「古着deワクチン」。「我が社は『捨てさせない屋』です」と胸をはるリユース事業の大手、日本リユースシステム社が「認定NPO法人世界の子どもにワクチンを 日本委員会」と組んで始めた筋金入りの企画です。

往復の送料込み3,300円(税込)の専用回収キットを取り寄せ、古着を詰めこむだけ詰めこんで着払いで送るだけ。古着を入れる強化紙袋は25kgまで、セーターなら約40枚、Tシャツなら約100枚も入るんです。

クローゼットの肥やしだったものが再利用されるだけでなく、一口につき5人分のポリオ(急性外白髄炎・小児まひ)ワクチンが「認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会」を通じて開発途上国の子どもたちに届けられます。これまで24,301,900着分もの衣類をリユースし、2,943,657人分のワクチンを寄付してきたそうです(2021年2月現在)。2019年には第3回ジャパンSDGsアワードの特別賞(SDGsパートナーシップ賞)にも輝きました。

これが噂の専用回収キット

さあ、では「古着deワクチン」やってみましょう。ホームページで申し込むと、コンパクトにまとめられた専用回収キットが数日で届きます。ポスト投函なので宅配便を待つ面倒がありません。支払方法はクレジットカード、PayPay、代金引換、Amazon Payから選べます。

届いた箱を開けるとこんなかんじ。えっ、この袋にTシャツが100枚も入るの?ホント!?少し広げてみましょうか。

いや、この袋デカイわ!160サイズの段ボール箱とほぼ同じ内容量だそうです。軽く広げただけで中学生が余裕で入れます。これは期待以上!モチベーションが上がります。

送り方や入れていいもの・ダメなものが明記してあるので迷わず作業を進められます。帽子や靴、バッグなども送れるんですね。25kgまで入れられるため「中身が重くなるので、玄関で詰めるとラクです」とのこと。

わが家の魔窟をさらう

よっしゃあ、作業開始!前回、うちには魔窟があるって書いたけれど、魔窟はひとつではない(笑)。未練がましくとってある服がたくさんあるのです。

たとえば、これ。Sサイズのタイトなジャンパースカート。よくこんなの入ったな、オイ。ファストファッションは買い取り店では値段がつかないけれど、「古着deワクチン」ならしっかり価値が生まれます。もちろん革製品もOK。若気の至りもOK。

ということで、

  • 革ジャケット 2点
  • スカート 1点
  • ジャンパースカート 1点
  • ワンピース 2点
  • シャツ4点
  • セーター10点
  • デニム7点
  • Tシャツ10点
  • 子ども冬服 10点
  • 子どもパンツ 2点

合計50点を用意。袋詰めもするっと入りました。

下のほうのシワをしっかり伸ばせばもっと入ったかも。でもかなりの重さです。ほんと、玄関先でやらないと移動が大変。

佐川急便さんの最寄りの営業所に集荷を頼んで終了。まとまった量を送れるため、なかなかの達成感です!

「ワールドギフト」に送ってみた! 感想

大量の古着をまとめて処分できる満足感はくせになりそう。しかもきちんとリユースされて、子どもたちのワクチン接種に役立つとなれば、お気に入りだったものを手放す辛さも軽くなるってもんです。

2020年はミャンマー、ラオス、ブータン、バヌアツでワクチン接種が行われたそうですよ。専用回収キットの封入・発送作業を福祉作業所に依頼することで障がい者雇用を盛り上げ、開発途上国では販売ビジネスの創出にも役立っているとか。さらに利用後、クチコミを投稿するとワクチンをもう1人分寄付できます。活動自体が持続可能性にあふれていて「うまいなあ」とうなった次第。また利用します!

おすすめポイント

  • 申し込むと専用回収キットが送られてくるため、段ボールを用意する手間を省ける
  • 専用回収キットには最大25kgまで詰め込める
  • もちろん着払い
  • 支援の様子は、公式サイトの「活動報告」のページをチェック

送るときの注意ポイント

  • リユースが目的なので、シミ・汚れ・破損のひどいものはNG。下着や靴下も不可。
  • 送る前にポケットなどに大事なものが入っていないか確認を。
  • クリーニングのビニール袋やハンガーは外してから。
  • 必ず同封の専用着払い伝票を使い、佐川急便で送るべし。

これまでブランド買い取りサービスも2社ほど利用しました。でもそこそこのブランドでもデザインが古いと「0円」とか「10円」という査定なんですよね。なんか悔しい。それならシャツ一枚程度のお金でクローゼットのデトックスと社会貢献を一度にやったほうが心の満足度はグーンとアップしますよ。

次回は服と同様に貯まっている古本でSDGsやってみます。

まだまだあります!ユニークな送り先

不用のケータイ端末でワンちゃんの育成を応援!

家のどこかにちょいちょい転がっている昔のケータイ端末。日本盲導犬協会に送ればワンちゃんたちの育成に役立ててもらえます。端末に使われている希少金属(レアメタル)などが分別されて、その売却収益が協会へ寄付されるしくみです。送る前に個人情報や写真等のデータ消去を忘れずに。

送り先:
〒982-0263 宮城県仙台市青葉区茂庭字松12-2
公益財団法人 日本盲導犬協会 仙台訓練センター

画像: 「日本盲導犬協会」 https://www.moudouken.net/

「日本盲導犬協会」https://www.moudouken.net/

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