弁当用の冷凍食品のパッケージや事務用品など、身近な商品についている『エコマーク』。マークは見たことがあっても、実際に認定の規準やどんな活動に役立つのかは知らない方が多いのではないでしょうか。今回は『エコマーク』について解説します。

『エコマーク』ってどんなマークなの?

『エコマーク』は、生産から廃棄に至るまで商品に関わるライフサイクルを通し、環境保全の一助になると認められた製品やサービスに対してつけられるマーク。

「エコマーク」は、商品の生産〜廃棄に至るまでのライフサイクルを通し、その商品が環境保全の一助になると認められたものだけに付与されています。

商品全体としてエコマークが付与されているものもあれば、食品の包装に使われるトレーや、事務用品、ホテルなどで展開されるサービスに対してつけられているものもあります。『エコマーク』は、環境を良くする活動に貢献した商品の目印としての役割があります。

【コラム】環境省が定める「環境ラベル」に準拠。「環境ラベル」とは?

国際標準化機構(ISO)が国際的にルール化した「環境ラベルおよび宣言」をベースに、環境省が「環境表示ガイドライン」を策定・公表しています(※1)。その「環境表示ガイドライン」上で、環境配慮への姿勢を示すものとして「環境ラベル」が定められています。環境に配慮している点や負荷の低減効果などの特徴を説明するために製品やサービスに対して表示されます(※2)。

「環境ラベル」はタイプI、タイプII、タイプIIIの3つに分別され、それぞれ該当するISO規格および特徴が異なります(※3)。『エコマーク』は3つのうち、第3者認証によるタイプI(ISO14024)に該当し、タイプI環境ラベルとなっています(※4)。『エコマーク』の認定を受けるためには、環境省が決めた運営先である公益財団法人日本環境協会が定める基準をクリアしなければなりません(※5)。

取得には、商品のライフサイクル(資源の採集→製造工程→流通→使用・消費→リサイクル→廃棄)の6つの段階それぞれにおいて、設定された4点の環境評価項目を満たす必要があります。認定基準は商品カテゴリーごとに異なりますが、第三者機関を交えての審査やパブリックコメントの実施などの審査を経て、マークの取得が可能となります。

このように環境省が定める「環境ラベル」に準拠し、かつ公益財団法人日本環境協会が定める基準をクリアした上で、私たちが普段目にするエコマークが表示されています。

※1 環境省 “環境表示ガイドライン” 環境省 2013年 (参照2021-02-25)
※2 環境省 “環境表示ガイドライン:資料環境表示ガイドライン(平成25年3月改定)” 環境省 2013-03,8-9p.(参照2021-02-25)
※3 環境省 “環境表示ガイドライン:資料環境表示ガイドライン(平成25年3月改定)” 環境省 2013-03,11p.(参照2021-02-25)
※4 環境省.“環境ラベル等データベース:エコマーク” 環境省 2019-04.(参照2021-02-25)
※5 公益財団法人日本環境協会 “エコマークとは?:エコマークの特徴” 公益財団法人日本環境協会ホームページ(参照2021-02-25)

『エコマーク』商品にはどんなものがあるのか知ろう

画像: 『エコマーク』商品にはどんなものがあるのか知ろう

『エコマーク』は幅広い種類の商品につけられています。どのような商品についているのかを知っていただくために、一例を紹介します。 

  • 食品トレーなど食品の包装材や容器
    冷凍食品や、お米といった食品の包装材に対しマークがついていることが多くあります。
    また、ガラス製の調味料容器にも『エコマーク』がついています。
  • 日用品や生活用品
    古紙パルプを使用したティッシュ、お茶用パック、紙製の消耗品のほか、タオルやエプロンといった生活用品にも『エコマーク』商品があります。
  • 文房具やオフィス関連用品
    シャープペンやボールペンの筆記用具をはじめ、子どもが学校で使う書道用品などにも『エコマーク』がついているものが。パソコン本体や、プリンターなどの周辺機器、コピー用紙などに表示されている商品もあります。
  • 家電や家具・インテリア
    テレビ、ブルーレイディスクレコーダー(プレーヤー)、イスや収納用品といったインテリア関係の商品にも『エコマーク』がついています。
  • 『エコマーク』認定のホテルや電力会社の電力プランなどのサービス(※7)
    省エネや節水、廃棄物の削減などに取り組み、基準をクリアしたホテルや旅館は、施設に『エコマーク』の表示が可能となります。自動車保険や電力会社の電力プランに対して認定がされているものも。

上記以外にも、ファッション・小物、子どもが遊ぶおもちゃやスポーツ用品、建築資材・設備、DIY関連商品といった幅広い商品に対して、『エコマーク』はつけられています。

公益財団法人日本環境協会のホームページでは、『エコマーク』の情報発信のほか、商品のジャンルや特徴などでカテゴリー分けされた分類(商品類型)、グリーン購入法品目により、『エコマーク』商品の検索が可能です。商品名・商品の画像の一覧も見ることができますので、気になった方はチェックしてみてください。

※6 公益財団法人日本環境協会 “エコマーク「ホテル・旅館」の認証取得”公益財団法人日本環境協会(参照2021-02-25)

『エコマーク』は、SDGs目標「12、つくる責任・つかう責任」と関連性が高い

画像: 『エコマーク』は、SDGs目標「12、つくる責任・つかう責任」と関連性が高い

公益財団法人日本館協会のエコマーク事務局では、SDGsの17目標のうち、エコマークと関連性が最も深いものを、「12、つくる責任 つかう責任(持続可能な生産消費形態を確保する)」と発表しています。(※6)

SDGsとは、「すべての人が平和に暮らすことができる世界」を目指すために世界中で取り組む普遍的な目標です。日本政府がSDGsを推進し、多くの日本企業も目標達成に向けて取り組もうと積極的に動いています。(※7)

「12、つくる責任・つかう責任」を日常的な生活に落とし込んでみると、消費者として“つかう責任”が、よりわかりやすいのではないでしょうか。

私は、普段の買い物で『エコマーク』がついた商品を意識的に選ぶようにしています。エコマークつき商品を購入することで、環境に配慮し、SDGsの達成の一助になるのではと考えたからです。

※7 公益財団法人日本環境協会 “ニュース・イベント:エコマークと持続可能な開発目標(SDGs)【認定事業者向けのSDGs活用ガイドを公表しました】”公益財団法人日本環境協会ホームページ
※8 外務省“SDGsとは?:持続可能な開発目標SDGsエス・ディー・ジーズとは” 外務省

『エコマーク』商品を選ぶことで環境に配慮した行動につながる

画像: 『エコマーク』商品を選ぶことで環境に配慮した行動につながる

環境についてさまざまなことが問題視される中、私は、子どもに使い捨てのペットボトルではなく水筒などのマイボトルを持って行かせるようにしたり、オーガニック製品を取り入れるなど心がけています。そして、買い物の際には購入する前に「エコマーク」がついているかを確認する、「エコマーク」がついている商品を選ぶということも、環境のために私が始めたことです。

SDGsの目標達成には、私たち一人ひとりの心がけが影響します。私は、環境に配慮した商品として認定された証である『エコマーク』のついた商品を意識的にセレクトすることで、環境保全に役立つのではと思っています。皆さんも普段の生活で『エコマーク』つきの商品を探してみてはいかがでしょうか。

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