2020年から、小学生の授業でプログラミングが必修化されています。授業で学ぶプログラミングについて、さらにスキルアップしたいと考えるお子様もいらっしゃるのではないでしょうか。今回の記事では、オンラインスクール「code of genius」について紹介します。
code of genius(コードオブジーニアス) とはブロックチェーン開発企業が設立したスクール
code of geniusは、中高生向けのプログラミングスクールです。
本社は東京都にありますが、オンラインスクールであるため、インターネット回線さえあればどこでも受講できます。
また、授業はマンツーマンで行われるため、生徒は自身の理解度に合った丁寧な授業を受けることができます。
code of geniusには、初心者向けのスタンダードコースと上級者向けのマスターコースが存在します。生徒の学習レベルに合わせて、どこまでもスキルアップできるシステムです。
また、code of geniusを設立した「ナンバーワンソリューションズ」は、ブロックチェーンに係る技術を開発している企業です。ブロックチェーン技術とは、暗号通貨やNFTで扱うデータを管理するための技術です。
code of geniusは、最先端の技術を開発する企業が設立したプログラミングスクールです。そのため、プログラミングを学ぶための場所として、非常に適しています。
code of genius(コードオブジーニアス) の良い口コミ評判
code of geniusに通う子どもの保護者による口コミを紹介します。
コードオブジーニアスが優れていると思う点は、JavaScriptコース、Pythonコース共に44,000円という定額料金を実現している点ですね。私の中学生の息子がプログラミングスクールを利用した際は、中学生向けのサービスがなかったため10万円以上受講料がかかりました。大人と子どもでは学習レベルが異なるので、少しレベルを落として料金も手ごろな方がありがたいです。ただAtCorderのような競技プログラミングに挑戦するのであれば、物足りないかもしれません。最近の中学生のプログラミング能力は目を見張るものがあります。こういうプログラミングスクールもガチ勢のために、競技プログラミングコースを作れば良いのにと思いました(42才・男・SE)。 出典クチコミランキング「中学生向けプログラミング教室 口コミ・評判ランキング」 |
上記の口コミでは、月額料金が44,000円である点を評価しています。
中高生向けのスクールであるため、手頃な料金でプログラミング学習を始める際に適しているようです。
また、code of geniusの公式サイトには生徒の口コミがあります。
オンライン学習を始めたころは、学校とは違うのでちょっと難しい印象でした。 続けていくと次第にオンラインの授業にも慣れて、プログラミングが楽しくなりました。 テキストを見ながら進めていくと、難しいところもありますが、メンターからわかりやすくサポートしてもらえるので、安心して続けることができます。 教室は時間が合わなかったり、家から遠いところにあるので、オンラインでプログラミングを学ぶことができてうれしいです。 これからもオンラインコースでプログラミング学習を続けていきたいです(中学3年生 女の子)。 出典Code of Genius「生徒の声」 |
オンラインで学習できる便利さや安心感について語っています。
テキストのみを使った学習ではなく、メンターによる効果的な指導を受けることができると分かります。
code of genius(コードオブジーニアス) の悪い口コミ評判
下記で、code of geniusに通う子どもの保護者による口コミを紹介します。
45才・男・プログラマー 子どもが受講していますが、少し高いかなぁという印象です。マンツーマンレッスンという練習方式は良いと思いますが、一定のレベルに達していない子どもでなければ基礎の基礎を教えてもらっただけで4回分のレッスンが終わってしまいます。カリキュラムもjavaとPythonに特化しているので、他の言語の勉強をしたいと思っている人には向いていません。間違いなく人を選ぶプログラミングスクールだと思います(45才・男・プログラマー)。 出典クチコミランキング「中学生向けプログラミング教室 口コミ・評判ランキング」 |
上記の口コミでは、料金が割高であると感じているようです。
また、学習内容がjavaとPythonに特化しているために汎用性が低いとも語っています。
続いての口コミも、料金に関わる内容です。
コードオブジーニアスは、中学生・高校生向けのスクールにしては少し高額です。 月額4万円ほどの料金は、余裕がないと中々払うのが難しい額だと思います。 しかし、プログラミングスクールは何年も通うことはあまりないと思うので、期間を決めて受講するというのでも良いと思います。 出典Konicareer「【2021年】Code of Genius(コードオブジーニアス)の口コミ・評判について徹底解説!」 |
中高生の習い事として、月額4万円は重い負担でしょう。
開始の際は、家計のやりくりに余裕があるかについて考慮する必要があります。
code of genius(コードオブジーニアス) の特徴

code of geniusの授業における4つの特徴を紹介します。
レベルに合わせたカリキュラムが用意されている
code of geniusには、スタンダードコースとマスターコースが用意されています。
初心者はスタンダードコースを受講し、プログラミングについて基礎から学ぶことができます。
また、スタンダードコースを修了し、まだまだプログラミングを極めたい生徒のために用意されているコースが「マスターコース」です。
授業は1対1で行われるため、周りの生徒に置いていかれることもありません。生徒の学習レベルに合わせて、着実にスキルアップできます。
マンツーマンで生徒のやる気を引き出すメンターがいる
メンターと講師は似て非なる存在です。プログラミングスクールにおいて、講師はプログラミングの知識や技術を教えるために存在します。
一方のメンターは、授業だけでなく、目標の設定や精神面のサポートも行う助言者です。
プログラミングに精通したメンターが生徒をサポートするため、生徒はスキルアップのために的確なアドバイスを受けることができます。
レッスン中にプログラミングがやる気になる意見交換会がある
code of geniusのレッスンは、プログラミング学習と「TechTime」で構成されています。
TechTimeとは、メンターと生徒による意見交換会です。また、成果物を実際に作成することで、生徒が自身の成長を実感する時間でもあります。
code of geniusでは、プログラミング学習によるインプットの時間と、TechTimeによるアウトプットの時間が用意されています。
プログラミング・デザインツールが活用できるようになる
code of geniusの授業では、AWSやUnityといったプログラミング専用のツールを用いて授業が行われます。授業で用いられるツールは、世界で広く使われているツールです。code of geniusの授業を受けることで、世界で有名なツールを使いこなすことができるようになります。
また、code of geniusでは、Adobe社のIllustratorやPhotoshopといったデザインツールも扱っています。イラストやデザインが好きな生徒も、楽しく授業を受けることができます。
code of genius(コードオブジーニアス) のコースを紹介

code of geniusには以下のコースが存在します。
- スタンダードコース
- マスターコース
- キャンプ
コースごとに特色があり、生徒のレベルに合わせて学ぶことができます。
オンライン授業も用意されており、パソコンとインターネット環境があればどこでも授業を受けることが可能です。
初心者からでもOKな「スタンダードコース」
スタンダードコースは、プログラミングの基礎を学ぶためのコースです。
学習するプログラミング言語は、Webブラウザ上で動作する「Javascript」。Javascriptはブラウザ上で動作するプログラムを組むための言語であり、非常に汎用性が高いことで知られています。
有名なJavascriptをマンツーマンで学ぶことができるため、確実にプログラミングスキルを身につけることができます。
参加費は月額41,800円。以下の機材・環境が必要です。
- Core i5・メモリ8GB程度のパソコン
- インターネット環境
- ヘッドセット
- タブレット(テキストを表示するため。持っていない場合はパソコン画面に表示)
成果物までリリース!本格的な「マスターコース」
マスターコースは、スタンダードコースよりも高いプログラミングスキルを身につけるためのコースです。スタンダードコースを3ヶ月程度受講し、タイピングテストと理解度テストをクリアすることで受講可能です。
マスターコースでは、JavascriptのみならずC#やPythonといったプログラミング言語について学びます。複数の言語を使いこなすことで、プログラミングについてより深い知識と経験を得ることができます。
また、プログラミング学習と同時に成果物を作成する点がマスターコースの特長です。パソコンを使いこなし、自分のアイディアから成果物を作成することで確実に成長します。
参加費は週1回24,200円。
パソコンとGmailアドレスが必要です。
長期休みでプログラミングを体験できる「キャンプ」
キャンプは、2日間かけて複数人でプログラミングについて学ぶイベントです。
参加者6人につき1人の講師が担当につき、プログラミングの基礎から丁寧に解説します。
東京・名古屋・神奈川で開催されますが、オンラインでも受講可能です。
学習に用いる言語は、スタンダードコースと同じJavascriptです。キャンプでは、Javascriptを用いてブロック崩しゲームを作成し、プログラミングについての理解を深めます。
また、プログラミングの授業以外にも、生徒が将来持つ目標の描き方について考える「ビジョン研修」があります。
生徒が自身の進路や目標を考える一助となる授業です。
参加費は41,800円。
以下の物品が必要です。
- 交通費
- 筆記用具
- Core i5・メモリ8GB程度のノートパソコン
- タブレット
東京会場のみでノートパソコンを貸し出しています。
code of genius(コードオブジーニアス)で習得できるものを紹介

code of geniusで学ぶことができる内容を紹介します。
習得できるプログラミング言語
プログラミング言語とは、プログラムを組むための「言葉」です。言葉に英語や日本語があるように、プログラミング言語にも多種多様な種類が存在します。
code of geniusでは、以下の言語について学ぶことができます。
習得できる言語①JavaScript
Javascript(ジャバスクリプト)は、ブラウザ上で動作するプログラムを作成するためのプログラミング言語です。
たとえば、画面上でアニメーションのような動きをしたり、表計算をしたり、ウインドウをポップアップさせたりすることもできます。
習得できる言語②Python
Python(パイソン)はシンプルでありながら汎用性が高く、いま世界中で注目を集めているプログラミング言語です。
主に機械学習やAIの分野で使われている言語ですが、パソコンやWeb用のアプリケーションも開発できます。統計やデータの分析ができるため、汎用性の高いプログラミング言語です。
日本のエンジニアコミュニティ「Qiita」のアンケート調査では、エンジニアがよく使う言語ランキングで2位を獲得しています。
これからの未来で役立つ、非常に将来性のあるプログラミング言語です。
習得できる言語③C#
C#(シーシャープ)は、Windowsを作ったマイクロソフトが開発したプログラミング言語です。
Webやパソコン、スマートフォン用のアプリケーションを開発可能であり、VRやゲームなども作ることができます。
ゲーム開発によく用いられる統合開発環境「Unity」もC#を利用しています。
開発に用いるツール・フレームワーク
code of geniusにおけるプログラムの開発には以下のツールを用います。
①AWS(Amazonが提供するクラウドコンピューティング)
AWSは世界で最も利用されているクラウドコンピューティングサービスです。
クラウドコンピューティングは「クラウド」とも呼ばれる技術です。インターネット上のサーバと手元のパソコンやスマートフォンを、インターネット経由で接続し、情報をやり取りします。
たとえば、16GB程度の容量しかないスマートフォンであっても、クラウド上のサーバと接続することで100GB以上のデータを保存・閲覧できます。また、データが保管されている場所はサーバであるため、パソコンからでもスマートフォンからでも、同じ情報を閲覧可能です。
code of geniusでは、世界で最も利用されているクラウドであるAWSを学ぶことができます。AWSを学ぶことで、世界で通用する即戦力として成長できます。
②Github(ソフトウェア開発のプラットフォーム)
Github(ギットハブ)は、インターネット上でプログラムのソースコードを公開し、利用するための場です。
アプリケーションのようなプログラムは、必ずしもひとりで作るものではありません。複雑で大きなプログラムは、大勢のプログラマーが協力して作り上げます。
複数人でプログラミングをする際に役立つプラットフォームが、Githubです。Githubを用いることで、進捗の管理や復旧、共有を簡単に行うことができます。
世界中のプログラマーがGithubを利用してプログラムを組んでいます。今の時代にプログラミングについて学ぶならば、Githubは必要不可欠な要素です。
③Node.js(JavaScriptアプリのプラットフォーム)
Node.jsは、Javascriptをサーバサイドで動作させるための実行環境です。
本来、Javascriptはブラウザ上でのみ動作するプログラミング言語です。しかし、Node.jsを用いることで、Javascriptをブラウザ以外の場所でも動作するようにできます。
また、プログラムはプログラミング言語と実行環境がなければ動作しません。Javascriptの実行環境が、ブラウザやNode.jsです。
ブラウザ上でのみ動作するJavascriptでしたが、Node.jsの登場によりスマートフォン用のアプリや、IoTなどの開発にも用いることができるようになりました。
Javascriptをフル活用するために必要な存在です。
④NPM(Node.jsの管理ツール)
NPM(Node Package Manager)とは、上記のNode.jsを便利に利用するためのツールです。出来合いの、便利な機能を持ったプログラムである「パッケージ」を管理するために、NPMが用いられます。
NPMで管理するパッケージには、Expressやpromiseなどさまざまな種類が存在します。数十万を超えるパッケージが存在し、それらを効果的に扱うためにNPMが必要です。
⑤Unity(3Dのゲーム開発ツール)
Unity(ユニティ)は、主にゲーム開発するために用いられる開発環境ツールです。「ゲームエンジン」とも呼ばれます。
ゲームエンジンとは、ゲームの開発をサポートするソフトウェアです。Playstation2の時代では、それぞれのゲーム会社が独自のゲームエンジンを開発し、使用していました。
現在では、一般に公開されたゲームエンジンを利用する会社も増えています。その代表格が「Unity」です。
Unityは無償で使うことができるゲームエンジンです。パソコンゲームはもちろん、ブラウザやVR、スマートフォン用のゲームも開発できます。
特にスマートフォン用ゲーム市場におけるUnityのシェアは50%を超えています。ゲームを開発する環境として、Unityは最適です。
⑤Django(Pythonのフレームワーク)
Django(ジャンゴ)は、Webフレームワークのひとつです。
Webフレームワークとは、プログラミングを効率的に行うためのサポートツールです。時間のかかるプログラミングをスピードアップさせるために用いられます。
DjangoはPythonを使って開発するためのフレームワークです。InstagramやNATIONAL GEOGRAPHICなどのWebサービスが、Djangoを使って開発されています。
Djangoについて学ぶことで、効率的なプログラムを組むことができます。
code of genius(コードオブジーニアス) の注意点

受講の際には、下記に注意して検討しましょう。
受講料金が割高である
code of geniusのスタンダードコースは、月額4万円を超える費用が必要です。また、マスターコースは週1回の授業で24,200円の料金がかかります。
中高生向けの習い事としては、尻込みしてしまう費用かもしれません。
家計を考慮して決断する必要があるでしょう。
無料体験会を開催していないことが多い
code of geniusは、あまり無料体験会を開催していません。そのためか、雰囲気を掴むために最適な手段として、長期休みに2日間開催される「キャンプ」があります。
code of geniusの授業内容は、非常にハイレベルでありながら、基礎から学ぶことができる内容です。プログラミングスキルを高めるためのスクールとして、おすすめできます。
キャンプで雰囲気を感じてから判断してはいかがでしょうか。
code of genius(コードオブジーニアス) と他のプログラミングスクールを比較
code of geniusの他に、代表的なプログラミングスクールの情報を表にしています。
code of genius(コードオブジーニアス) | CodeCamp(コードキャンプ) | |
コース | スタンダードコース マスターコース キャンプ | デザインマスターコース Webマスターコース オーダーメイドコース など |
価格帯 | 月額41,800円(税込)~ | 2ヶ月165,000円(税込)~ |
時間帯 | 18:00~21:50 | 7:00~23:40 |
講師 | 現役ITエンジニア | 現役エンジニア |
DMM WEBCAMP COMMIT | COACHTECH | |
コース | 短期集中コース 専門技術コース | 5ヶ月プラン 7ヶ月プラン |
価格帯 | 3ヶ月690,800円(税込)~ | 5ヶ月440,000円(税込み)~ |
時間帯 | 11:00〜22:00 | 9:00〜21:00 |
講師 | 現役エンジニア、学生、フリーランス | 現役エンジニア |
上の表から、code of geniusの月額料金は、他のスクールと比較するとあまり高額ではないことが分かります。
また、中高生向けであるために時間帯が限られています。
code of genius(コードオブジーニアス) はこんな人におすすめ

code of geniusは、以下のような方々におすすめできます。
お子様にプログラミングの基礎をしっかり学んでもらいたい人
学校の授業のように、大勢の生徒に対してひとりの教師が授業すると、どうしても理解度に差が生まれます。
code of geniusは、マンツーマンの授業を行っているためプログラミングの基礎から丁寧に学習できるスクールです。落ちこぼれることなく学習できるため、着実にスキルアップできます。
お子様に学んでほしい言語などのこだわりがない人
code of geniusのスタンダードコースでは、主にJavascriptを用いてプログラミングについて学びます。ただし、学びたいプログラミング言語の指定はできません。特段、プログラミング言語にこだわりがない方であれば、code of geniusはおすすめです。
将来の投資として金銭的余裕のある人
code of geniusは、プログラミングスクールとしてとりわけ費用がかかるスクールではありません。それでも、中高生の習い事に月額4万円を支払うことには抵抗がある方もいるでしょう。
しかし、プログラミングは小学生~高校生の授業で必修化されるため、金銭的余裕がある家庭であれば、検討してはいかがでしょうか。
受講までの流れ
code of geniusのホームページにある、問い合わせフォームから受講を申し込むことができます。
学習にはオンライン通話ソフト「Zoom」が必要です。授業に使うパソコンにインストールしておきましょう。
code of geniusは無料体験会等を開催していません。キャンプで雰囲気を掴んだり、問い合わせフォームで質問してください。
code of genius(コードオブジーニアス) で実用的なプログラミングスキルを身に付けよう!
code of geniusでは、ハイレベルなプログラミングスキルを身に付けることができます。その一方で、初心者でもプログラミングについて基礎から学ぶことができます。マンツーマンのレッスンであるため、確実にスキルアップできるでしょう。
また、プログラミングスクールとしては珍しい、中高生向けのプログラミングスクールです。中高生のお子様をお持ちであれば、受講を検討してはいかがでしょうか。