【状況別】プログラミングを挫折する理由と挫折しない方法を網羅

プログラミング技能は需要が高まり続けており、社会人になってからプログラミングを学び始める人も増えています。しかし、プログラミングを学習し始めても、途中で挫折してしまう方もいます。本記事では挫折の理由や挫折への対策を紹介します。プログラミング言語別の挫折ポイントも解説します。

【データで説明】プログラミング学習を挫折する人

プログラミング学習を行った方の86%が挫折を体験しています。また、約6割の方が3か月以内でプログラミング学習がつらいと感じています。

「エラーを解決することに時間が掛かかってしまい、思うように学習が進まない」「成長を感じることが難しいため、学習方法が間違っているのではないかと不安になる」ことが挫折してしまう主な理由です。

プログラミング学習を挫折してしまう理由の共通点

プログラミングを挫折する理由には共通点があります。挫折してしまった理由を知り、対策を立てることができれば、挫折を防ぐことができます。

プログラミングに抵抗感がある

プログラミングに必要なパソコン操作に対する苦手意識は、挫折につながってしまいます。また、プログラミングで使用する数字や英語に苦手意識があると、抵抗感を覚えてしまい挫折しやすくなります。

そのため、数字や英語、パソコンへの苦手意識を払拭することから始めましょう。苦手なことよりも好きなことの方が継続できます。オフィスワークやタイピングから慣れていくことがおすすめです。また、苦手を克服するアドバイスがもらえるスクールもおすすめです。

プログラミングに必要な思考が足りていない

・論理的思考(構造化、批判的思考、仮説検証)

→スクールがおすすめ

プログラミングは論理的思考ができなければ、理解が難しく挫折してしまいます。論理的思考とは物事の因果関係を順序立てて考える力のことです。プログラミングにおいては、どのようなコードを書けばどのように動くのかを考えることが重要です。また、エラーが発生したときに、なぜエラーが起こっているのか、客観的に分析し仮説を立てて検証する必要があります。

論理的思考はプログラミングを学べば身に付けることができますが、論理的思考ができるようになる前に挫折することもあります。挫折を防ぐには、論理的思考ができる人のサポートが不可欠です。問題を順序立てて解決する方法を教えてもらうことで、論理的思考の考え方を知ることができます。

プログラミングを継続する目的と意思が曖昧である

プログラミングを継続するためには、目的と意思を明確にしておく必要があります。何をしたいのかをイメージすれば、モチベーションを維持し何を学習すればよいのかが分かります。目的は「アプリを作りたい」「資格を取りたい」といった具体的な願望で構いません。

目的に対しては細かい目標を立てることが必要です。細かい目標には期日も設けておきましょう。参考として、プログラミングの基礎を身に付けるには200時間程度の学習時間が必要とされています。200時間をいつまでに達成する目標に対して、毎日2時間はプログラミングを学習するといった細かい目標を立てて、毎日達成し続ければ挫折を防ぐことができます。

どこで挫折するのか?ポイント別に解説

未経験からプログラミング業に従事する流れを解説します。どの段階でどのような挫折をするかについても紹介します。あらかじめどこで挫折するのかを把握して、対策や心構えをしておきましょう。

準備期間

プログラミング学習は、必要な物を揃えることから始めましょう。パソコンやWi-Fi環境は必須です。学習するプログラミング言語によってはOS(windows・Macなど)の向き不向きがあるため、購入前に確認するようにしましょう。

必要なものが揃えば、教材を選びましょう。プログラミングスクールか独学か決めた後も、どのスクールを選ぶか、独学にはどの教材を使うか選ぶ必要があります。選択肢が多いため、学習する目的と予算に応じて選択肢を絞ることが大切です。選び方が分からない、さらに詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

安いのに質が高い!プログラミング教室の賢い選び方

学習環境

独学の場合は質問できる環境がないため、分からないことを解決することに時間が掛かります。なかなか次に進めずに焦りやモチベーションの低下から挫折してしまいます。そのため、挫折しないための学習環境を整えることが大切です。プログラミングスクールでは質問を気軽にできる環境が整っています。しかし、コミュニケーションが苦手で講師に質問できない場合は、チャットで質問できるようなプログラミングスクールをえらびましょう。挫折を防ぐためにはいかに自分に合った学習環境に整えられるかが重要です。学習がつらいと感じたら環境を変えることをおすすめします。

開発環境構築

プログラミング開発をするためには、ハードとソフトウェアを準備する必要があります。プログラミングにおいて必要なハードとは、パソコンです。ソフトウェアはプログラミングコードを書き込むエディタや実行に必要なターミナルのことです。ハードやソフトの設定はマニュアル通りに行ってもうまくいかないことが多数あります。そのため、メンターやスクールなどを利用して、すぐに相談できる状況を作っておくことが大切です。

就職活動

ただプログラミングを勉強しただけでは、その後の就職活動でつまずくことがあります。独学だけでなくプログラミングスクールを卒業しても就職できないケースは多数あります。プログラミングを仕事にするにはコードを書く技術だけではなく、自分で学ぶ姿勢や提案する力が求められます。従業員としてコミュニケーションが取れない、向上心がない場合は就職できません。目標を持たずに学習に取り組んでいた、スクール卒業が目標になっていた人は、主体性がないため採用されにくいかもしれません。

案件獲得

就職ではなくフリーランスエンジニアとして業界未経験者が案件を取っていくことは、とても難易度が高い道のりです。何も実績がないエンジニアに、仕事を頼みたいと思う方は少ないでしょう。そのため、経験を積むために一度就職するステップを踏むことも、視野にいれておく必要があります。案件確保には営業力も必要になるため、コードを書く以外のことで挫折してしまいます。営業に自信がある方や案件をもらえるつてがある方以外には、フリーランスはおすすめできません。

エンジニア経験後

エンジニアとして就職できても、さまざまな理由で仕事をやめたいと思う方も少なくありません。案件によっては、無理な要望に応えなければならないこともあります。要望を断ることができず、残業や休日出勤が続くこともあります。また、エンジニアの給与が低く、上がりにくいことも挫折の原因です。このようなことが起こりうる業界のため、就職後も挫折する可能性は大いにあります。エンジニア同士は横のつながりが強いため、知り合いのエンジニアに労働環境の良い企業を紹介してもらうなどの対策方法があります。

【対象者別】プログラミング学習を挫折してしまう理由

今や幅広い年代の方がプログラミング学習に挑戦しています。学生・主婦・社会人が、どのような理由で挫折しやすいかについて紹介します。

学生|お金が足りない

学生は遊ぶことが多く、お金がそれなりに必要です。しかし、プログラミングでは最初から稼げるわけではありません。数か月間は稼ぎが全くでない場合もあります。プログラミング学習をしている時間、バイトをしていたほうがよいという考えになり挫折してしまいます。対策としてプログラミング関係のインターンやバイトを活用し、稼ぎながら勉強する方法をとるとよいでしょう。

主婦|まとまった学習時間を確保できない

主婦は家事や子育てなどで時間を作ることが難しく挫折してしまいます。また、お子様が小さい場合、家から離れることができずスクールに通うことができないといった問題もあります。しかし、オンラインスクールを活用することで隙間時間に学習することが可能です。学習する短時間の間だけでも集中できる環境を作っておくことも大切です。

社会人|時間を割けない

社会人は本業があるため、勉強に思うように時間を割けません。そのため、割くことができる時間は、効率よく学習する必要があります。時間にとらわれない学習環境を構築しておくことが必要です。オンラインスクールだと平日の夜間や早朝でも学習可能なため、おすすめです。また、自分の自由時間を削る必要があります。モチベーションの管理を行い、仕事で疲れていても集中して学習できる根気が必要です。

【言語別】プログラミングを挫折してしまう理由

プログラミングにはさまざまな言語があります。それぞれ学習難易度やつまずきやすいポイントが異なります。自分の学ぼうとしているプログラミング言語には、どのような理由で挫折してしまうことが多いのか把握しておきましょう。

HTML/CSS|基礎の言語

HTMLとCSSはプログラミングの基礎となる言語で、習得すれば他のプログラミング言語を学ぶ際の助けにもなります。HTMLとは特定の文章がどのような役割なのかをコンピューターに伝えるためにマークアップすることです。CSSとは文字を装飾したり背景を変えたりできるプログラミング言語です。完成形をイメージできても、コード案が浮かばないことが多く、つまずいてしまいます。また、コードを書いても反映されない、少し変えただけのつもりが大幅に変わってしまうなどのことも挫折の原因です。

対策として、デザインの要素を分解することで、変えたい場所だけを変更することができます。classの設定にルールを設けることで要素の分解をスムーズに行えます。

JavaScript|比較的簡単だが初心者には難関

JavaScriptとは、Webサイトにアニメーションをつけることができるプログラミング言語です。HTML/CSSの理解ができていないとJavaScriptを理解することができません。また、オブジェクト指向の理解が初心者には難しいことも挫折の原因です。Webサイトとプログラミング言語を連動させる仕組みであるDOMの理解も必要になります。JavaScriptは難しいと感じた場合は、jQueryから学習するとよいでしょう。jQueryは、JavaScriptより意識することが少なく、現場でも使われることが多いプログラミング言語です。

Ruby(Ruby On Rails)|複合的なスキルが求められる言語

Rubyとは、柔軟性の高いプログラミング言語です。さまざまなフレームワークがある言語で、Ruby On Railsが代表的なフレームワークです。フレームワークを使えば、短いコードで効率よくプログラムを組むことができます。しかし、以下の知識の理解をしていなければ使いこなすことができません。

  • HTML/CSS
  • JavaScript
  • SQL
  • Command Line
  • Git

また、Webの全体像を理解するためには、サーバーサイドの仕組みを学習しておく必要があります。

PHP|Rubyと同様に複合的な知識が必要

PHPはHTMLよりも画面のバリエーションが多く、さまざまな機能をつけることができるプログラミング言語です。PHPは少しの間違いでページが表示できないため、実用までの道のりが困難です。また、Rubyと同様に段階を踏んでいないと使いこなすことができません。使いこなすには以下の知識が必要です。

  • Cookie/Session
  • HTTPリクエスト
  • フレームワーク
  • セキュリティ
  • データベース

メンターにすぐに質問できる環境を整えておきましょう。

Java|需要があり汎用性の高い言語

Javaとは、さまざまなアプリを開発する際に使われるプログラミング言語です。Javaは文法やルールが複雑なため、習得が難しいとされています。理解までに時間が掛かるため、教材にかかる学習コストが高くなりがちです。学習スピードを上げるためにもスクールに通うことをおすすめします。また、どうしても難しいと感じたときは、言語を変えることも検討しましょう。

挫折しそうになったときに見直す箇所

挫折しそうと感じたときに一度確認してほしいことを紹介します。少し変化を与えるだけでモチベーションが上がり、学習効率が向上することもあります。

学習方法、環境は自分に合っているか

ずっと同じ学習方法や環境で何ヶ月も学習している方も多いでしょう。同じ方法で学習していると飽きてしまいます。たとえば、ともに学習する仲間を作ったり、スクールに通っていない方は通ってみたりするとモチベーションが回復することもあります。いつもは自宅で勉強している場合はカフェに場所を変えてみるといった小さなことでも構いません。さまざまな学習方法や環境を体験して、自分に最適なやり方を見つけましょう。

目的に向かって学習できているか

学習を始める前と目的が変わっている、目的を忘れてしまっていないか見直しましょう。目的が明確でないと成長を感じることが困難です。目的へ近づけていると実感できればモチベーションを維持できます。目的が、自分の本当にしたいことではないという場合もあります。目的がすでにある方でも一度見直すことがおすすめです。

周りと比べていないか

周りとの成長速度の差に気をとられていないか見直しましょう。周りと自分では当然学習スピードが異なります。差があることは仕方ないことのため、気にせずに自分のペースで学習して問題ありません。周りより早く成長することではなく、自分の目的に向かって学習に励みましょう。どうしても気になる方はSNSを禁止するか、プログラミング学習をしている方のフォローを外すなどの対策をしましょう。

まとめ

プログラミングは挫折しない方のほうが圧倒的に少ないというデータが出ています。挫折するポイントごとに対策をしていればある程度の挫折は避けることが可能です。しかし、どれだけ対策をしても一度くらいは挫折をしてしまうでしょう。そこであきらめずに継続できれば、稼げるエンジニアになることができます。プログラミングはいかに学習を継続できるように工夫するかが重要です。