【動画】ハンダ付けをしなくても使える「電脳サーキット」【EdTech通信】

EdTech(エドテック)通信では、動画を使ってさまざまな教育玩具やプログラミング言語の遊び方・使い方を紹介。今回は、電脳サーキットについて紹介します。

電脳サーキット Prev 0219

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ハンダ付けをしなくても使えるサイエンス玩具「電脳サーキット」

今回紹介するのはサイエンス玩具研究所が発売している「電脳サーキット」。

電脳サーキットとは、ハンダ付けのような、子どもに難しい器具を使わずに、遊びながら電気や電子回路の仕組みが身につくアイテムです。いくつか種類がありますが、その中でも入門版の「電脳サーキット100」を紹介します。

対象年齢は6歳以上。価格は税込6469円です。

収録パーツ

こちらが中を開けたところです。おもしろそうなパーツがギッシリ。

一番上に乗っている半透明の板状の部品は「ベース」と呼ばれるパーツ。この上に電子回路を組み立てていきます。

その他モーターや

プロペラなどが入っています。「モーター」+「プロペラ」という組み合わせを見た時点でワクワク。

そして回路を組み立てる上で大切なのがこの「ワイヤーブロック」。これはパーツとパーツをつなげるもので、普通の電子回路でいうところの「結線」つまり「コード」にあたる部品です。

スイッチでランプをつけよう

ではさっそく何か回路をつくってみましょう。まずは一番簡単な「スイッチでランプをつけよう」に挑戦。取扱説明書を見て、必要な部品を並べます。

そして各部品をベースの上に配置。スナップボタンがついているので、上から軽く押せば「パチ」っという気持ちのよい音とともにはまります。

電池、スイッチ、ランプといったパーツを配置したら、ワイヤーブロックでつなげていきます。こちらも上から押すだけでパチパチとはまっていきます。

あっという間に完成。ではスイッチを入れてみましょう。

つきました。成功です。感動の第一歩ですね!

段階を追って理解を深める

「電脳サーキット100」の取扱説明書には101種類のプロジェクトが収録されており、段階を追って子どもの電子回路に対する理解が深まるように配慮されています。

たとえばこちらは「空飛ぶ円盤を作ろう」ですが、電池とモーターを直列でつなぎ、シンプルなプロペラ回転機構を作成しています。

次のプロジェクト「円盤を飛ばす力を変えてみよう」では、モーターとランプを並列につなぎます。前のプロジェクトと比較するとプロペラが回るスピードが落ちるので、並列回路では電流の流れが分散されることが理解できます。

そして次の「二速プロペラを作ろう」では押しボタン式スイッチとランプを並列につなぎます。すると押しボタンを押している間はランプがショートされプロペラの回転が早くなります。

押しボタンを離すと回路はモーターとランプの直流つなぎとなり、モーターに注ぎ込む電流が減るためプロペラの回転速度は遅くなります。

このように単純な直列回路からパワー調節ができる回路までを自然な流れで学習できます。

間違えることも学び

回路が複雑になってくると間違って組み立ててしまうこともあるでしょう。しかしそんなときも学習のきっかけになります。自分で組み立てた回路と取扱説明書の図面を見比べ、組み立て直す、その過程が電子回路に対する理解を深めます。

こうした「組み立て直し」の作業が簡単にできるのもスナップボタンのおかげ。ハンダ付けした回路で一度組み立てた部品を外すのはかなり面倒。スナップボタンだからこそつなぐことも外すことも簡単にできるのです。

おもしろい回路が他にもたくさん

「電脳サーキット100」には他にも「光センサー」や「水電動で音を鳴らす」などおもしろい回路が他にもたくさん収録されています。ぜひ詳細をメーカーサイトでも確認してください。