【動画】モーターが動くと何が回る?ギアを組み合わせて想像力と発想力を育む「DIYギアブロック」【EdTech通信】

小学校ではじまるプログラミング教育に向けて、子どもの「好奇心」「想像力」「発想力」を育む、モーターとギア(歯車)を組み合わせたファーストアロー製知育玩具「DIYギアブロック」をレビュー。

DIYギアブロック Prev 20190328

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2019.3.27版

DIYギアブロック基本情報

今回ご紹介するのはファーストアローさんから販売されている「DIYギアブロック」です。価格は税込み1080円。モーターとギア(歯車)をブロック感覚でどんどんつなげていく玩具です。

パッケージには

  • うごくギアが好奇心を育む
  • かんがえてあそんで想像力を育む
  • いろんなくみたてかたで発想力を育む

と記載がありますが、これらの要素が本当に育まれるのか、検証します。

ギアの回転と連結

DIYギアブロックにはモーターが1つ入っています。ここには1つギアが組み込まれており、これがすべてのギアの回転における原動力になります。

この「モーター」パーツの横に「基本ブロック」という平たいブロックを取り付けます。

この上にギアを配置するのですが、その前に「連結パーツ」という小さな部品を用意し、

これをギアの後ろにはめ込みます。

そしてギアを基本ブロックの上に配置します。連結パーツは基本ブロックとギアをつなぐ役目をもっています。

スイッチを入れるとギアが勢いよく回転しはじめました。

ギアのサイズはL、M、Sの3つがあり、今配置したものはLです。3つを連続して配置するとこのようになります。

かわいいデコレーションパーツ

モーターやギアのようなメカメカしいパーツの他に、ブランコやシーソーといったかわいいデコレーションパーツも付属しています。(シーソーは2人がけと3人がけの2タイプです)

遊具のパーツにはおサルさんやクマさんのフィギュアが乗っています。

立体的なモデルに挑戦

それではここで立体的なモデルにチャレンジしてみましょう。写真のようなモデルで、底面のモーターの回転をタワーのてっぺんに配置したギアに伝えるように、他のギアを組んでいきます。

今回はてっぺんのギアから他のギアを連結し、モーターまでつなぐことにします。まずタワーの側面に、てっぺんの水平方向の回転を垂直方向に変換する
ためのギアを配置していきます。

今度は逆に、垂直方向の回転を水平方向に変換する
ためのギアを配置します。歯車を噛み合わせるスペースが狭いので慎重に組み込んでいきます。

そして今配置したギアとモーターをつなぐギアを配置すればこのモデルの骨格は完成。モーターの回転がてっぺんのギアまで伝わるようになりました。

さらに空いているスペースにギアを埋め、シーソーやブランコを取り付けて完成!スイッチを入れると盛大に回りはじめます。この動きはぜひ動画でご覧ください。

開発能力の検証

それではパッケージにうたわれていた能力が本当に開発されるのか検証してみましょう。

まず「うごくギアが好奇心を育む」の「好奇心」について。これは問題ないでしょう。ただ単に回転させるだけでなく、シーソーやブランコのように回転の動きをさらに面白く見せるパーツが充実しています。画像のようにギアに貼る渦巻きのシールも付属しており、好奇心が育まれるのは間違いないでしょう。

「かんがえてあそんで想像力を育む」と「いろんなくみたてかたで発想力を育む」の「想像力」と「発想力」ですが、実際に手を動かしてブロックを組むことで、どんなものが作れるのかの情報が蓄積されていきます。この蓄積が次のモデルを想像したり、発想する元になっていきます。したがってこの2点も問題ありません。

また、立体的にギアを組む部分はかなり難しくトライ&エラーを繰り返すことになるのですが、こうした失敗を繰り返す中で原因を探る探究心や観察力はプログラミング教育にも役立つと思われます。

以上、「DIYギアブロック」でした!

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